「日本国憲法/現代人権論」講義

2014年10月30日 16:04

10月29日の備忘録。

 8時50分から10時20分まで、「日本国憲法/現代人権論」の講義を行う。

  内容については、以下の学生のリアクションペーパーを掲載することによって代える。

 ・日本国憲法だけ、歴史だけ、数学だけなど全てを単体で学習するのではなく、他教科と結び付けて学習することが大切だということが分った。確かに、他教科と結びつけることで覚えやすくなるだろう。(数学・♂)

 ・日本国憲法という勉強をする際に必要なのは、その内容や条文ではなく、どのような行きさつでその法律ができたのか、その法律の背景と意味であると思った。(数学・♂)

 ・世界史で触れたことのある内容であったが、やはり昔の人は、少し変わった考えをもっている人がたくさんいるんだなぁと感じた。逆に昔の人からしたら、今の人の考えは、理解できないと思うけど…。

 憲法には、世界史や、倫理、哲学でも出てきた名前や事件などたくさん出てくるため、先生が言っていたように、憲法を丸暗記するのではなく、理解していくとは、そういったことなのだと感じた。

 だからこそ、憲法だけ覚えようとするのでなく、世界史・倫理・哲学などの並行で理解しながら覚えていきたいと思った。(健スポ・♀)

 ・世界史が全くおもしろくなかったのはテキスト通りの勉強しかしてこなかったからだと気付いた。家系図なんかをみながら考えると分かりやすい。また、テストに向けての暗記だと思わず勉強すると楽しそうだと思った。贖宥状についてもサラッと名前を聞いたことがあっただけなので今日聞けてよかった。憲法についてガッチリと学んで刑罰とかもするのかな?というイメージをこの授業に対して持っていたので(思いのほか…!!)楽しい。数ある日本国憲法の授業の中から、中野先生の授業を選んだ(きっと!)良かったと思う。歴史の知識も一般常識もないので知識を蓄えたい。

 毎回、次回分のプリントを配るんですか?(理学部・♀)

 ・今回の話を聞いて、法律やルールなどは時代によって変わるものだと学ぶことが出来ました。もし、ホッブズが内乱を経験していなかったら、平和主義が第一の優先順位に入らなかった可能性も大いにあります。ホッブズは数学の家庭教師だったのに、法律の分野でも名前をはせるというのは、まさに学問というものはすべてにつながっているということを象徴していると思いました。規則やルールなどは環境などの様々な要因によってつくられていて、時代、地域ごとに変化するということを学びました。先生はホッブズは平和主義を第一優先におくとおっしゃっていましたが、2番目、3番目はどのような順番になるのか気になりました。(理科・♂)

 ・英語には、日本語にない発音(thなど)が含まれていて、日本語に変換するのは難しいとおもいました。

 外国人の名前は覚えにくいので、リボンの騎士の話がわかりやすかったです。(音楽・♀)

 ・韓国でセオル号の船長が死刑を求刑されたというニュースを見た時、先生がこないだおっしゃっていた日本の裁判所は中立であるということを思い出しました。もし、日本でもその様な裁判制度であったら福知山線の事故でも色々なことが異なるが、死刑になってしまうのではないかと思います。

 ホッブズは、その当時の情勢などから平和があってこそという考え方であったと分かりました。(養護教育・♀)

 ・授業冒頭であった「裁判は感情で行ってはいけない」という事があったのを聞いて思い出した事がある。中学生の時に、雑学として裁判官や審判が黒い服を着ているのは何故か、というものだった。黒は他の色に染まらない、他の人や感情に流されず判断、判決を出すため、という事を思い出した。

 今回の授業では漫画の事も多く出てきた。正直私は高校の学科のカリキュラム的に世界史など歴史等、その他教科を含めてつまみ食いの様にしか学んでいないが漫画やメディアで知識をおぎなっている部分があるので真理を考えなければならないが、それらの知識もあなどれない…、と感じた。(美術・♀)

 ・今日お話にあったイギリスの国王たちは、ちょうど高3の受験期、やっきになって覚えた記憶があります。あの時はエリザベスすごい、という感想でしたので、ヘンリー8世がただの離婚好きではなく切れ者であったことは衝撃です。海賊とのつながりがそこで生まれていたとは。先生の講義は非常に面白くためになります。(美術・♀)

 ・今まで三大原則に順番をつけるなんて考えたこともなかったし、考えようともしてこなかった。でも、今日の講義を聞いて、その順番から国家の時代背景などが分かるということを知り、とても面白いと感じた。

 世界史とか政治経済はきらいで、あまり勉強してこなかったけど、憲法について理解していくと同時に世界史を少しは理解したい。(情報文化・♀)

 ・今回は、ホッブズの生きた16世紀から17世紀に着目し、スペインの無敵艦隊による侵攻に伴う『リヴァイアサン』の成り立ちについて学んだ。

 講義の中で、アングリカン・チャーチとカトリックの宗教的軋轢について触れられていたが、宗教にあまりなじみのない私にとってはイメージしにくいものであった。宗教的軋轢が、結局チャールズ1世の専制政治またピューリタン革命につながったことを考えると、当時の宗教の及ぼす政治への影響はかなり大きかったのだろうか。(社会・♂)

 

 11時38分、大学近くの宝島でL石焼きビビンバ 734円を食べる。

 

 13時から14時まで、臨時教授会に出席する。