ブックオフ
3月21日の備忘録。
午後から、バスに乗って市内にあるブックオフに買い物に行く。とはいえ、なかなかバスが来ずに30分程度、バス停で待つハメに。
ブックオフでは、以下の3点をメインに購入。
まず、昨日に買いそびれた『月光条例』の19巻。それに、村上もとか『JIN―仁―』の20巻。それと、劇場版『涼宮ハルヒの消失』のDVD等。
この巻のカバーの「おうちの方へ」の文章が興味深かったので抜書きすることにする。
本巻のチルチルどもがよく叫んでいた呪文「アブラカダブラ」。
昔からよく皆さんも耳にされると思いますが、起源の説が色々ある由緒正しき「悪霊を除くための文句」なのだそうです。
曰く。3世紀初めローマ帝国皇帝のお医者さんが熱病を治すために使った。
曰く。古アラム語で「このコトバ゜のように消えよ」。
曰く。ヘブライ語の句で「あなたのイナズマを大地まで投げよ」。
曰く。まったく無力なコトバだね。
ほー。
……
西原理恵子の『人生画力対決』によると、藤田和日郎もこの作品で取り扱いたい作品がかなりあるが、著作権との関係で断念したものが多いそうである。「涼宮ハルヒ」シリーズでキョンの名前が明らかにされていないように、『月光条例』の演劇部の名前が明らかにされていなかったのはこのような複線があったからなのか、と感心した。ま~、藤田氏は画がきれいではなく、ストーリーで読ませる作者なのでこのようなトラップを仕掛けていないといけないことは分かるのであるが。
意外だったのは、TouTubeで流れていた「人生画力対決」で、藤田氏が他の漫画家の作品をきわめて上手く描けることであった。内容がブラッディーであり、線を多用するので画面が黒くなってしまうが、女の子の描写はきれいに描けいているので画の基礎はできているのか。であるとするならば、西原は美大を出ているのにデッサンの基礎ができなさ過ぎである。
実は、震災前には引っ越したばかりの自宅の近くの古本屋で冲方丁『天地明察』や村上春樹『1Q84』等を買って読んでいたのであるが、震災後、ほどなくして店舗がなくなってしまった。おそらく、わたしが2度目の長期入院している間に閉店したと思われる。
その他、いくつかDVDを買ったのであるが、それは内緒ということにしておこう。
しかし、『JIN―仁―』の連載は長かったな~。最初に、このマンガの存在を知ったのは大藤君のお勧めだったから、はやくも10年たつのか。その間に、テレビドラマにもなった。
とりあえず、帰宅後にコミック2冊を読んだ後、夕食をとって「涼宮ハルヒの消失」のDVDを鑑賞する。明日は、研究会みたいなので東京に行かなくては……。