ヴァレンタインデー
2月14日(木曜日)
中野雅紀です。たまたま、インターネット・サーフィンをしていると、以下のような北澤香織先生のブログ記事を発見。バレンタインと恩師の関係が書かれていたので以下に引用させてもらうこととする。
- 2015年2月16日
- バレンタイン、でしたね。
ブログもすっかりご無沙汰してしいるうちに、1月はあっという間に過ぎ、すでに2月も後半、バレンタインデーも終わってしまいました。
今年は、お友達にはチョコレートを贈ったりしましたが、男性陣には義理も本命チョコもなし
まことに愛想なしでスミマセン。
しかし、毎年、(大本命のはずの)夫には大好物のスコッチなどを贈ったりしていましたが、今年はそれもサボってしまい、「せめてマッカラン18年を!」とのリクエストが来る始末です。
それに対して、「12年でいいよね?」あるいは、「朝ドラの『マッサン』にちなんで、竹鶴ではダメ?」と、一応、仕事柄、反論を試みるのでした・・・(結局、まだ何も贈っていないので、そのうち忘れることでしょう・・・笑)。なので、ネタとしてはさっぱりなんですが、バレンタインで思い出したことが一つ。
私は、法学部に入る前、女子大の国文科に通っていたのですが、そこはもともと女子高等師範学校で、学校の先生を育成する大学。
そのせいか、法学部や経済学部等、いわゆる社会科学系の学部がありませんでした。
でも1、2年生のときは、一般教養科目で、憲法、等もあったのです。
そのときに憲法の講義に来ていらしたのが、中央大学の学長も務められた川添利幸先生でした。
女子大とはいえ、教授陣は圧倒的に男性が多く(わが国文学科も7名の教授のうち6名が男性でした)、特に男性の教授は珍しくもないのですが、やはり、文学系の教授と、法学などの教授というのは、持っている雰囲気が違うのですね。
そういうこともあってか、川添教授は非常に女子学生に人気があり、一般教養の大教室もかなり盛況だった覚えがあります。
試験のときに「コンパクト六法の持ち込みOK」などというのも、文学部系の学生には非常に新鮮でした(ただし、ただでさえコンパクトなその六法に、さらに小さい字でいろいろと書き込みをして試験に臨んだのは、もうとっくに時効・・・ですよね)
そして、後期試験の憲法も、試験が行われました。
ここは、実は記憶があいまいで、バレンタインデーの当日が試験だったのか、授業だったのか、覚えていないのですが、日程的にたぶん試験だったはず。
川添教授ファンの私は、他の友達と示し合わせて、教授に贈るチョコレートをしっかり準備して、授業だか試験だかが終わったタイミングで、先生のもとにチョコレートを渡しに行こうとしました。
しかし、さすがに人気の教授だけあって、私たち以外にもかなりの人数がチョコレートを持って教壇の方へ歩き始めます。
自分にチョコレートを贈ろうとする学生たちに気づいた教授、すかさず、しかし非常に恥ずかしそうに、
「あの・・、試験には、本当に全然関係ないのですが、いただいた人をちゃんと知りたいので、『チョコレートを渡しました。』」と、一言書いておいてください。」
とおっしゃったのです。
一言書いて、と言われたのが答案用紙にだったのか、他の提出物だったのか、覚えていませんが、その教授のリアクションが、私たち女子学生たちの人気をさらに高めたのでした
まさか、その後、自分が六法と首っ引きで必死で法律の勉強をすることになるなんて思いもしなかった、そんな頃の思い出です。
私もチョコレートいくつかいただきました。いただくチョコレートはどれも美味しいです♪
カテゴリー:日々の雑記