京都駅から近鉄線で丹波橋に出て、京阪電車で乗り継ぎ
病硬膏に入るというと、わたしが死んでしまうので、そこまでは言い過ぎであるが風邪がひどくて寝てるのか、起きているのかまったく分からない状況になってしまった(夢の中では何故か原稿を執筆している)。とりあえず、お昼休みのオフィス・アワーの時間はお休みにして、午後4時20分からの授業までに体調を直しておく必要があったので、ついにパブロンを飲んでみる。一応、2年前の大病から健康には気を付けて、大病以外の病気は風邪一つ引かなかったのであるが、2年半経つと油断してしまってこの体たらくである。昨日、池谷氏と会ったとき、学生との京都旅行はどうでしたかと聴いてみたところ、「とにかく、京都は寒かった」との回答だったので、学生が予習をしていなかった場合には、京都旅行の話を聴いてゼミ形式の授業を早目に切り上げようかと考えていたが、1時間睡眠が1時間半睡眠となってしまい、大急ぎでタクシーを拾い本務大学へ。
最初に、京都の話をすると、大阪に出たという話なので、わたしは帰省するとき、新幹線で京都駅まで行って、京都駅から近鉄線で丹波橋まで出て、丹波橋で京阪電車に乗り換えて自宅最寄の萱島駅に向かうのだという話をすると、報告者の沼田さんが「わたしたちは、その乗換えで天満橋まで行きました」と答えたので、まずは大阪から京都に向かう方法を取ったのかと思った。この経路の話で思い出すのが、金沢大学の足立英彦氏も実家に帰るとき、同じコースで伏見に向かうと言っていたことである。
話を本流に戻すと、この授業は参加学生が9名しかいないので長谷部恭男『憲法とは何か』の章を立てに応じて学生にレジュメを作らせ、ゼミ方式で発表および質疑を行っている。沼田さんの担当は憲法改正の話の部分であったが、要を得たよい発表であったと思う。憲法と憲法典の違いもきちんと理解しているようであったし、発表の最初の掴みの部分が良く出来ていた。残念なのは、質問者が宮本さんと小川君に限られていること。結局、わたしが説明を追加しても90分間もたない。それと、やはり北朝鮮のミサイルの打ち上げは脅威に学生たちに思われるようで、自衛隊は必要というのが学生たちの共通認識であった。帰りタクシーを正門前配車してもらったが、その間、共産党の選挙カーが自衛隊反対を訴えていたが、なにか空しく聞こえるだけであった。