今回は本気です

2013年09月07日 21:21

 9月6日の備忘録。

    下記のブログで書き込んだように、今日、宮崎駿監督の長編アニメ製作からの引退の記者発表があった。

  わたしは、ミヤネヤの番組における生放送でこの記者会見を観た(ミヤネヤは日テレの番組)。

  本人も「辞めるやめる詐欺」の批判を考慮してか、「今回は本気です」と記者会見で述べていた。あと、監督の発言で印象深いのは「僕は自由です」の発言であった。仕事から離れるということが、本当に自由なのかはわたし自身はよく分からない。実際、わたしの父親は脳梗塞で倒れるまで「一生働く」と公言していたが、倒れてからは仕事の一線を退いた。ある意味では、60代は監督の言うところの「自由」な状態であったと言えよう。しかし、70を越えてから謀大学の役員になってからの父親の方がいきいきとしているように思えてならない。週末も、大学の所用で米子に出向くようである。考えるに、日本人に楽隠居という考えは向かないのかもしれない。と言うよりも、きちんとした趣味などがなければ、明らかにボケるのではなかろうか。宮崎監督もジブリ美術館の画の補修の仕事をするのだから、あの気難しい性格の上に老人性痴呆が加わることはなかろう。

 

 午後2時頃に、共通教育事務室の橋本さんから携帯に連絡が入っていたので、午後4時半ぐらいに連絡し直した。用件は、再来週の17日からはじまる、わたしの集中講義の履修を取り下げたいという学生が数名いるので、わたしのサインと捺印が必要とのこと。橋本さんはいい人であるが、こんな失礼な学生のためにわざわざ午前中に大学にいて用事を済まして帰ってきたのに、また本務大学とはいえ出向くのは時間とお金の無駄なので、事務に書類が一定数集まったらまとめてサインと捺印して提出すると答えておいた。そもそも、本務大学はわたしが厚生労働省特定指定難病であるということを忘れてしまっている。よく、先生は元気そうになったと言われるが、それは小さい時から両親に病気であっても明るく振舞えと言われてきたからである。したがって、わたしは小学校と中学校は無遅刻無欠席である。熱が38度あっても、学校に行かされるので持久走を走って40度になったこともある。その点から言えば、現在の若い学生が病気を理由に簡単に温情を求めるのは、内心あまり快く思っていないのである。病気で倒れた時も、前期の最後の講義の試験監督を終了した時点まで我慢した。もし、学生のように少し調子がおかしい程度で休んでいたら、ここまで病気はひどくはなっていなかったであろう。宮崎監督のような、怒りオヤジのようになってきたので、この話題はここまでということにする。