十二歳の文学

2013年03月28日 12:03

 3月22日の備忘録。 

   下記の備忘録にも書き込んだように、母方の親戚の女の子が小学館の主催の「12歳の文学賞」の特別賞を受賞した。3月上旬に東京で授賞式があったそうだが、すでにその受賞作が収録された『12歳の文学 第七集』が3月下旬に出版される予定となっていたのでamazonで予約していたのであるが、それが今日のお昼過ぎに宅配されてきた。すぐに読んでみたが、なかなかの力作であった。というよりも、今回で七回目であるように初回に比べて全体的に質が上がってきている。これも小学館がこの賞に力を入れてHPでいろいろなアドヴァイスをしている賜物でもあろう。ただし、初期のような子供っぽい作品が少なくなってきて、「こまっしゃくれた」作品が増加してきたのはいただけない。おそらく宮崎駿であれば、「崖の上のポニョ」のテーマ曲のオーデションにおいて少し音程の外れた子供っぽい大橋めぐみを選んだことから分かるように、子供はこどもらしさをということで「この文学賞も回をおうごとに駄目になってきている」と言うにちがいない。