学生対応が煩雑で疲れてしまう

2013年02月02日 16:54

 2月2日の備忘録。

 このホームページは本務大学の学生のためではなく、他の学際的同志と語り合うオープン・スペースを構築するために開設されたものである。しかし、わたしが担当している教科の関係もあり全学的な学生と連絡を取らなくてはならず、メールでの個別対応が煩雑なのでこのホームページの存在を教えたところ、やたらと質問なり、手続き申請のメールが入ってくるようになってしまった。これに、公開授業なので社会人の受講者も加わり、その返信にも追われることになっている。本年度は、オフィスアワーにはほぼ欠かさず研究室で待機しているのに、このような便利なホームページを作ると学生はフェイス・トゥー・フェイスではなく、メールで用件を済まそうとするので厄介である。いずれにせよ、このような状態は試験前後だけに見られる現象なので2月いっぱいがヤマであると思う。そんなこんなで午後5時現在、学生からのレポートおよび追試に関する問い合わせ、集中講義の受講申請および受講取消申請のメールに対処しているところである。

 しかも、こちらがレスをしても返事がない学生ためニュースの記事にその内容をアップしているので、プライバシー保護の観点から一定の期間を経過したらその記事を削除していかなければならない(本当は、メールのやり取りをアップしたら証拠になるというメリットになるのであるが)。これもまた面倒と言えば面倒である。今日もひとつ連絡がついたのでニュースを1件削除した。こちらとしては、東京大学の林知更氏の日記、熊本大学の大日方信春氏のブログ+九州大学の南野森氏のホームページ+木村草太氏の質問受付型ブログを参考にして、総合的なホームページの作成に従事したいのであるが、なかなかそれも難しそうである。なにか愚痴になってしまったが、上記の4氏は実名でホームページを公開しているが、これはなかなか勇気がいる。このホームページにはカウンターが付いていないが、兄弟分のホームページでは1日40人前後の訪問者がいるので訪問者恐るべし。(ここまで、午後5時半の書き込み)

 林知更氏の日記

   https://www3.plala.or.jp/verfassungslehre/tagebuch.html     ←愚痴が多く、職場批判も多いがそれを許す東大の度量の広さが分かるとともに、よくホンネを語ってくれたとかげながら応援している

  大日方信春氏の日記        

 https://www1.bbiq.jp/obinata/     ←氏の人柄が出ていて読んでいてほのぼのしてしまう

  南野森氏のホームページ

 https://spminamino.web.fc2.com/ ←個人的にはゼミ生の出身高校等をアップするのは「?」である

 木村草太氏の質問コーナー?

  https://blog.goo.ne.jp/kimkimlr   ←なにか、予備校の先生が生徒の質問に丁寧に回答しているような感じがするが、このような親切な回答を無償でおこなう熱血指導には正直感心してしまう

 ところでお疲れ会幹事からのメールによると、メインディシュで鴨肉料理を希望する学生が8名で、白身魚料理を希望する学生が1名という誠にアンバランスな配分になってしまった。わたしは最初から鴨肉料理なので、このままでは1人だけ白身魚料理ということになってしまう。ま~、希望を聴けと言ったから正直に答えたのであろうが、お店に電話するわたしの身にもなってもらいたい。このように、なかなか大学教員も大変なのである。配分に関してはゲーム理論の話をすでにかなり書き込んだが、SF小説においてひとつのものを1対1の配分をもって処理すること(椅子取りゲーム)の残酷さを描いた次の2作品を挙げておきたい。

 

  

  最後に一昨日、利休や作動の話をしたが熊井啓監督「利休―本覚坊遺文―」を列挙していなかったので追記する。

   

  この映画を失念したのは、まず本覚坊が架空の人物であったことと、奥田主演の「棒の哀しみ」というやくざ映画と二本立てで多摩パルテノンで観たからである。「坊」と「棒」を掛けているのか、奥田主演の映画だからか、なぜか二本立てで上映されていた。ちなみに、前者の原作は井上靖氏で後者の原作は北方先輩である。