定期診断

2013年04月03日 10:21

 4月2日の備忘録。

 午前7時前に、自宅を出て最寄の駅から電車に乗って共済病院に定期診断にいく。

 今日は、なかなか採血の順番が来ないなと思っていたら、血液検査なしで検診の呼び出しがあって担当医に診てもらう。血圧の下が少し高めではあるが、小康状態なので来月中旬に血液検査を兼ねて来院してください、ということになった。3年前の診察料の明細と、昨年度の診察料の明細ができるかということを窓口で確認し、診察料と薬の処方箋をもらって、病院前のK薬局で40日分の薬を買って定期診断終了(これで毎回、20000円が医療費に消える。ここ3年間で、医療費の総額は3000000円を優に超えている)。本当ならば、ここで大学によって年休届けと、保健センターに報告に行かなければならないのであるが、雨が降ってきたので、そのまま電車に乗って自宅に帰る。

 

 先週買った、外山氏の文庫本を読んでみる。この本は、われわれの世代が大学生時代に読むというのなら理解できるのであるが、まさか現代の大学生が生協書籍部で購入しているとはビックリ。書かれている内容はノートの取り方や、論文執筆のためのカードの作り方やスクラップ帖の作り方なので、現在のパソコンを駆使する学生とは縁が無いかとばかり思っていた。わたしはローテクなので、いったん原稿の一部をノートに書いて、論文にまとめるときにパソコンで清書するという二度手間をおこなっている。そのために、わたしはきわめて生産性の低い研究者になってしまった。

 この本の面白さは、まず読むのに肩が凝らないということ。次に、一見すると論文作成のマニュアル本のように見えるのであるが、そこで披露される博学的知識がまことに面白いこと。後者は、わたしが講義で実践していることなのであるが、いまの学生はノートを取るのが下手なので、あまり雑談をしないでくれという注文がつく。そこらあたりは、外山氏も本書の中で似たようなことを書いていた。