山下達郎

2012年12月26日 04:09

 わたしの学生時代、JR東海のCMソングで山下達郎の「きっと君は来ない、一人だけのクリスマス・イブ~♪」という歌がはやったが、まさに今年の12月24日は風邪で寝込んでいたために、食事以外は外出することもなく、彼女もなくほとんど一人だけのクリスマス・イブになってしまった。ただし、わたしは外食するときは〇〇はどこ、△△はどことお店を決めているので、料理長や女将とは顔馴染みが多いので、まったく会話がないわけではない(顔馴染みになりすぎて、注文を聴かずに料理が出てしまうこともあったが、咳をしていると風邪薬を出してくれる店もあった)。学生時代はこの時期は忘年会を兼ねて、クリスマス・パーティーを行っていたので、現在、田舎大学で一人で生活しているとこのような華やぎがなくて寂しいところである。

 ところで、クリスマスよりはクリスマス・イブがキリスト教にとっては本来的に意味のある日で、そうでないとキリスト降誕の祭りではなくなってしまう。もっとも、クリスマス・イブといえばサンタ・クロースがプレゼントを呉れる夜と思われがちであるが、そうであれば、サンタ・クロースは現在のトルコの司祭であったから、あのような赤い衣装でトナカイでやってくるということはない。また、サンタ・クロースはわたしの守護聖人である聖アタナシウスの三位一体派に属する人物で、公会議でキリスト単性説を採ったアリウスを殴り倒したので有名であるから、画で描かれたような温厚な人物ではなかったと言われている。サンタ・クロースの遺骨を調査したところ、鼻の骨が歪んでいることからかなりの武闘派であったと推測されている(もともと、サンタ・クロースの日とクリスマスは日が違い、今日でも旧暦を使っているコプト教は1月7日がクリスマスである)。

 

 雑談ついでに、東方の三賢人はメルキオール、バルタザールおよびカスパールであるが、グリム童話集の第2版によるとドイツ語ではバルタザールではなくてバルザー(Balser)と記されている。もっとも、ドイツの国法学者にバルタザールさんがいるので、方言か略称なのかも知れない。それぞれ、過去、現在、未来、あるいは白人、黒人、黄色人種を象徴していると言われている。

 最後に、夕食後にディナーでチョコ・ブラウニーを注文してクリスマス・イブ的な雰囲気を味わって帰宅した。

(12月26日深夜、なかなか寝付けないのでクリスマス・イブの備忘録を書き込む)