日本国憲法
1月29日の備忘録。
8時10分ごろ、関鉄タクシーで本務大学へ向かう(2500円)。
8時50分から10時20分まで、「日本国憲法/現代人権論」の講義を行う。
講義の具体的内容は、いつものように学生のリアクションペーパーの掲載をもって代えることとする。
・今日のお話も、とても分かりやすくよかったです。私は内閣法制局など知らなかったので、もっと勉強したいなあと思います。全然関係ないかもしれませんが、国会中継などで、怒鳴り合っている子どもみたいな様子を見ていると、国会議員も本当にどうなんだろうか、と思ってしまいます。法律バカがいたとしてもあの姿は私には理解しがたいです。本当に国権の最高機関なのかと疑いたくなってしまいます。(教育・Aさん)
・官報を見たことがないので、見てみようと思いました。みんなが書いたリアクションペーパーを読むと、自分の意見や疑問をきちんと持っていて、すごいなあと毎回感心する一方、自分の未熟さを痛感します。まだまだべんきょうしていかないとなあと思いました。(教育・Fさん)
・政治経済が好きで、高校のころたくさん勉強したつもりでしたが、内閣法制局は名前しか知らなかったので、今日先生のお話を聞いて勉強になりました。
恵庭事件については、自衛隊が9条に違憲しているかということが争点になったということは知っていたが、ストーリーは知らなかったのでとてもおもしろかったです。(教育・Mさん)
・リ・リアクションペーパーの説明を詳しくして下さったので、三審制について深く理解することができました。また、朝日訴訟の話で、弁護士の方は、養子になって、すごいと思いました。訴訟をおこすにはきちんとした手続きが必要だと分かりました。(教育・Oさん)
・陪審員制度が裁判官の心理的負担軽減になるということは納得できます。また、陪審員制度導入により、裁判所にも、国民主権の要素が取り入れられたということもあると思います。しかし、この制度導入により、一般の国民が、死刑を決定することになり、心理的負担を抱えることになってしまいます。自分は「この人を死刑にするべきではない。」と思っていても、他の人が死刑だと言い、死刑が決定してしまうこともあります。裁判官は、死刑をくだすというそれなりの覚悟をして、裁判官になったと思いますが、そうではなく、勝手に選ばれてなった陪審員(一般市民)には「死刑をくだす」というのは重荷すぎると思います。(農学・Hさん)
・陪審員の存在意義について納得のいかない所があったのですが(素人に人生を左右される点)、今日の解説は非常に分かりやすくて、興味深かったです。確かに陪審制が在った国といえばイングランド、フランスなどの身分制国家がすぐに頭にうかびます。
国王や貴族の価値観だけでは偏った判決で困る人が多そうだし、その時代に階層別の裁判員が参加するのは理にかなっていると思います。
ただ、今日の裁判員制度は価値観の平均化というよりは、先生がおっしゃつていたように、裁判権の分割による裁判官の負担軽減の側面が強いように思えます。
残虐性や過失、反省などの、感情の要素の判断素材として民意を用いるのであれば、有効かもしれませんが、現行の制度は裁判員の力が大きすぎると感じます。(教育・Mくん)
・恵庭事件の解説がとても分かりやすく、よく理解できました。自分たちは勝つかどうかよりも、最高裁で憲法9条を争うというのが目的なのは驚きました。あと、靖国神社についてのお話もとてもおもしろかったです。(教育・Sさん)
・恵庭事件、逆転裁判の話がおもしろかったです。場違いかもしれませんが、恵庭事件の被告人たちは男気があると思いました。(農学・Gさん)
・同じことを再度審議することはできないということについてテストで45点だったのに95点がついていた時、わざわざ先生に言いにいかないという例えがおもしろかったです。私も中高でよく採点ミスで多く点がとれていた時は先生に言いにいきませんでしたし、逆に、点が低くなってた時は、まっ先に先生に言いに行ってました(笑)(教育・Tさん)
・朝日訴訟や恵庭事件は高校の政治・経済で習ったが、分かったつもりで全く理解できていなかったのだと今回の講義で気づいた。とても分かりやすい説明で理解が深まった。使っていた資料集など振り返りたいと思った。(教育・Iさん)
・例えを使って説明してくださるので、とてもわかりやすかったです。安倍総理に対して訴訟を起こすという例えと憲法の点数を95点→35点にかえてくださいの訴訟も例がおもしろかったです。
家に帰ったらくわしく調べたいと思います。
11時29分、大学近くの宝島でLカルビ100 819円を食べる。
17時3分、駅構内のSoup Stock Tokyoで以下のセットを食べる。
EAT-IN SS-セット 900円
東京ボルシチS
トマトシチューS
(セット)白胡麻ご飯