日本国憲法/現代人権論講義

2013年11月27日 14:14

 11月27日の備忘録。

午前8時50分から午前10時20分まで、「日本国憲法/現代人権論」の講義を行う。

講義の具体的内容は、リアクションペーパーの掲示によって代えることとする。

・講義内容に飛躍があるように見えても、例え話の中に、本質的にはどういうことかが見えてくる。理解しやすいし、学習内容を自分なりに解決することの例示にもなっているのかと感じた。(教育・Nくん)

・先生は大学生は本を1日1冊は最低でもよめ、とおっしゃいましたが、そんなにひまだと思っているのでしょうか。

 私は本を読むのは好きな方だと思います。大学生になって高校のときよりも時間によゆうができると思いました。しかし、バイトや家事があり、ひまな時間はありません。私は実家からかよっているのですが、本をよむひまがあるくらいなら、家事をやれとよくいわれます。もし先生が大学生のときに1日1冊の本をよむ時間があったなら、または今もそのような時間があるならば、生きていくために必要な家事はだれかにまかせていて、そのような時間がとれていたのかなと思います。月に1冊なら可能でも1日1冊はむりです。(教育・Wさん)

・デモクラシーがデモスとクラシーから成り立っていることを初めて知った。自分も大学受験の勉強をするときには英単語を漢字のへんとつくりのように分解して覚えていたのでなつかしくなった。

 思考経済という言葉は聞いたことがなかったが、合理的な意味を持っているのかなと思った。(教育・Kくん)

・「アリストクラシー」は「アリスト(貴族)」+「クラシー(政治)」ということだと知ったので、では、「アリストテレス(人名)」は偶然同じになったのか、それとも芸名?として「アリスト」を付けたのかなと、疑問に思った。

 サザエさんを例とした投票権については、おもしろく、分かりやすかった。イクラちゃんにいたっては、安倍さんが聞いたとき、1/3の確率で「はーい」と言ってしまうので、それだったら死票になったほうがいいと思った。(教育・Oさん)

・今日の授業では、天皇の話が印象的でした。第1条で一番大切なところが「主権の存する日本国民の総意に基づく」だとは思いもしませんでした。天皇は私たちの総意あってこそのものだと知りました。

・サザエさんの話がおもしろかったです。先生は、たくさんの本をお読みになっているのだなと思いました。授業の中に、サザエさんの話などが入っていると、より興味を持って聞くことができておもしろいです。1億2500万人いる日本で、間接民主制をとるのは当然だと思います。しかし、政治を見ていると、国民の意志があまり反映されておらず、政治家たちの意志、プライドなどで回っているように思えてなりません。(農学・Hさん)

・サザエさんを例にとりあげてくれたので、小さい子どもが政治的判断ができない理由がよくわかりました。具体例があると何でもわかりやすくなるし、覚えやすくなるので、私が教師になったらたくさんの例を話しながら、授業をしていきたいです。そのためには、今、勉強だけでなくいろいろ経験することが大切だと思いました。(教育・Oさん)

・投票権などに関して、物理的制約や能力的制約のことは、あまり考えたことがありませんでした。この時代に生まれた自分にとって、国民が一斉に同じ場所に集まること、幼い子どもに投票権を与えることが無理なことだとわかりきっていたからだと思います。

 しかし、もしこの時代で、国民を一斉に集めようとしたら…、そして、幼い子どもに投票権を与えてみたら…と、想像してみると、とてもおもしろいと思いました。(教育・Tさん)

・サザエさんに、あのような事実があることにびっくりしました。『サザエさんに見る戦後史』を読んでみたいと思いました。また、サザエさんを用いて憲法について考えられることがすごいなと思いました。(教育・Iさん)

午前11時から、大学周辺の宝島で石焼きビビンバ定食714円を食べる(レシートでは、12時22分)。

 

午後2時40分から午後4時10分まで、「法学演習」の講義を行う。