明日はセンター試験
1月18日の備忘録。
この日は、いわゆる在宅研究日に当てているので1日中自宅で部屋の整理・整頓をしたり、このブログの書き込みをしたりして過ごす。
明日から2日間は、センター試験なので休日出勤。場合によっては、このブログも2日間お休みすることになるかもしれない。
お昼ごろ、近くの街の本屋さんといった感じの書店でコミックを2冊購入した。
その他は、このHPでいえばニュースで「箴言(2)」と「フランス革命史観についての一考察」をUPするのに時間をかける。
「箴言(2)」は「プリンセスチュチュ 卵の章 」のOPの岸田今日子女史のナレーションを掲載したのであるが、インターネットで全部公開されているもの見当たらなく、OPのみKat.1~13まで見直して作成した―自分で言うのはなんだが―力作である。そもそも、「昔むかし……」ではなく、「むかし、……」で岸田さんのナレーションが入るのを無視しているファンサイトが多すぎる。さらにどれも、西欧の童話とバレーの古典をモチーフにしているので、その元ネタを知らなければ「プリンセスチュチュ」の楽しみが半減してしまう。しかし、この作品はキッズチャンネルで放送されたためか、物語としては秀逸なのに知らないひとが多い。まず、卒論でグリム童話をテーマにしたい学生は必見の作品である。
その後に、シャルル・ペロー・澁澤龍彦訳『長靴をはいた猫』を読んで、堅田先生や耳野先生の論文で本格的な研究に入っていくことをお薦めします。実際に、いまでは考えられないが10年前にはわたしのゼミにも矢木さんという女子学生がおり、そのような順番でグリム兄弟の研究を進めて、卒論を提出して本務大学を巣立っていった(というよりもそもそも私のゼミは、今の硬派なゼミではなく鈴木さん、小松さん、矢木さん、佐藤さんと女子学生だけから構成されていた)。
しかし、10年ひと昔とはよく言ったものである。2012年度はアニメではこの「プリンセスチュチュ」の10周年記念であるし、ゲームではDSの「逆転裁判」の10周年記念が祝われたそうである。後者については、現実にできた「裁判員制度」が当初、予想されたものとは異なったこともあり、講義で三谷幸喜監督「12人のやさしい日本人」とともに使用したのだがまったく意味はなかった(もっとも、「逆転裁判」は霊媒師や幽霊が出てくるところでアウトなのであるが)。このころは、学生と年齢が10歳程度しか違わなかったので学生と一緒に楽しめることができた。少ない楽しみとしては、今年「逆転裁判」の新作が発売されるようなので、はやくそれをプレーしたいと思っている(なんやかんや言って、「逆転裁判1・2・3・4」も「逆転検事1・2」もすべてプレイして攻略している)。一番攻略が難しかったのは、「逆転裁判4」のハミガキ記者の癖を見抜くことであった。
「フランス革命史観についての一考察」は、『憲法の規範力』に投稿した論文が掲載不可になった場合の保険としてニュースにUPした。こちらは、昨年の法政大学で開催された日本公法学会での石川健治会員に対する質問に対する、学者・中野雅紀としての応答のひとつと理解してもらいたい。あまり、ブログでは名前を出さないことにしているが、これは礼儀なので例外的に匿名は止めた。
(追記)
年賀状のお礼状も、寒中見舞いになってきた。山内進一橋大学学長をはじめ、お葉書に厚く御礼申し上げます。