植木等と絶望先生ー昭和の時代ー
5月4日の備忘録。
この備忘録を最終的に書き込んだ5月5日の午前1時前後に、先週から読み始めた久米田康治『さよなら絶望先生』全30集(「巻」ではない)を完読する。その舞うから、植木等の映画を立て続けに2本見ていたから昭和のノスタルジーに浸る。同日、林氏の日記をのぞいてみたら以下の記述があったのでゼネレーション・ギャップを感じる。
5月2日(木)
変化のない日常から脱却し、人生に転機を求めて、このあたりで何か思い切った行動に出るべきではないか、とかなり長く逡巡し、迷い抜いた結果、ついに清水の舞台から飛び降りる覚悟で、『魔法少女まどか☆マギカ』のDVDを注文する。続く。
https://www3.plala.or.jp/verfassungslehre/tagebuch.html
(付記)その後の、林氏の日記は以下のようになっている。
5月4日(土)
『魔法少女まどか☆マギカ』、この手のアニメを見るのは、もう10年以上前に、悪い大人に騙されて『エヴァンゲリオン』を見て以来。全12話・6時間弱、まとめて見ないと多分挫折するので、二晩ほどで見ることにする。前半の感想。『まどか☆マギカ』というタイトルなのに、マギカさんという人は出てこないらしい。「マギカ」は「魔法の」といった意味の修飾語の模様。ということはつまり、「まどか☆マギカ」の「マギカ」は、恐らく「マギー司郎」の「マギー」と機能的に等価だ、ということになる(もっとも、間に☆が入っている点は、「つのだ☆ひろ」を彷彿とさせる、とも言える)。さすがに奥の深さを感じさせられる。続く。
5月5日(日)
『魔法少女まどか☆マギカ』、後半。夜中に酒を飲みながら見ていたため、話が佳境にさしかかるにつれて泥酔してしまい、最終回のあたりでは感極まってボロボロと泣いてしまったものの、どういう話だったのかは漠然としか思い出せない。多分、無理に一言でまとめれば、「人生楽ありゃ苦もあるさ」という話だったような気がするが…(いや、それはさすがに少し違う気もするが…)。
いや、でも、面白うございました。いい大人がたくさんこのアニメで楽しそうに狂っているだけあって、「何か」があるのかな、というのは理解できた気が。私自身はもう何年も、「楽しく狂える」対象に出会っていないので、羨ましいなあ、とも。
しかし、まどマギってちょうど最終回が震災直後に放送されたのだな~。うわさによると、劇場版が完全にTV版の総集編みたいだそうなのでわたしはDVDを買うなら下記のものを選択するであろう(最適化の思考)。
それよりも、わたしは7月25日発売の「逆転裁判5」の方がプライオリティーが高い。ついに、ついに夏休み前に発売ですか。
お昼を食べに行った帰りに、YAMADA電気で以下のDVDを購入。
ついでなのでこの備忘録に記述するが、知らない間に『へうげもの』が16巻までコミックになっており、わたしは14巻までしか持っていないので今度購入しなければならない。このようなことが起こるのは、わたしが2010-2011年度ににかけて入退院を繰り返したからである。したがって、わたしの研究の穴はこの間に出版された内外の研究書・論文に十分に目が行き届いていないということである。もっとも、法学部のない本務大学では自分が購入した書籍以外は、洋書専門店のカタログでしか情報を得ることしかできない。ちなみに、研究費で個人購入しているのはStaatのみなので、本当に海外の研究動向に疎くなっている。しかも、人文のT先生が退官した後、採用されたE・Sさんがフランス憲法の研究者なので勤務大学で定期購読される独語雑誌の種類が極端に減少してしまった(さらに、Sさんは現在、本務大学では行方不明)。もちろん、『法学協会雑誌』や『国家学会雑誌』などは図書館に入っているが、すべての法学部の紀要が入っているわけではないのでこれが大きなハンディイ・キャップになる。したがって、雑誌論文は送付してもらった抜き刷か、出版された本で目を通すということになる。地方・国立大学のデメリットは、意外とこんなところにある。これは都内の法学部のある大学の院生の方が、こと資料については図書館・学部図書館・院生図書館でほとんど目を通せる点では研究がしやすいということに繋がる。以上は、地方大学の教員の論文が、その就職以前の論文に比べて引用文件数が減少していることからも想定できよう。