トリック4

2014年01月09日 11:46

1月14日の備忘録。

 

 10時半頃、K大学の科目等履修予備登録申請の書留を送るために、中央郵便局で手続きを行う。

 

 12時4分、駅前の庄やで日替わり(A) 680円を食べる(2卓番)。

 12時45から、シネプレックスで「トリック劇場版 ラストステージ」を鑑賞する(座席K20)。

 このシリーズは、オープニングの森山周一郎のナレーションに出てくるハリー・フーディーニを知っているかどうかで面白さが全然違う。わたしの世代では、フーディーニのエピソードは、当時『ヤングジャンプ』で連載していた「栄光なき天才たち」のH・フーディーニ(第41話)ではじめて知ったのではないか。ちなみに、阿部ちゃんはわたしの1年後輩なので、おそらく同じころにフーディーニの話を読んだのではないかと推測する。

 「奇術の歴史は古く、紀元前2500年頃のエジプトの壁画には「カップと玉」の奇術を行っている様子が描かれている。中世になってキリスト教の支配が進むと、人間の能力を越えた不可思議な技術を持つ奇術師は、黒魔術師として恐れられた。奇術も黒魔術も元をたどれば同じであった。

 H・フーディーニの活躍した19世紀末は、第一次世界大戦で肉親を失った人が多く、交霊会が一大ブームとなった。そのため、奇術を心霊術と偽った詐欺師が横行し、死んだ肉親に会いたがる人々を欺いていた。同じトリックでも金儲けのために悪意で使われたなら、それは奇術ではなくただのペテンである。自分自身、何度も心霊術に裏切られたフーディーニは、心霊術者のペテンを暴くことにより、奇術を中世の黒魔術の呪縛から開放したのであった。

 こうして、奇術はひとつのショーとして市民権を得ることに成功したが、予言や占い雑誌が花盛りの現在は、フーディーニの時代と少しも変わっていないのかもしれない。」(森田信吾・八城正幸『栄光なき天才たち』第13巻(集英社、1991年)6頁)

 「俺の母親は移民した後も一生 ドイツ語しかしゃべらなかったんだ!」「“YES”なんてつづり書けるもんか!」

「どいつもこいつも会ってみれば 皆ペテン師だ! このあいだの女霊媒師も…」 「俺に向かって“ハリー”だと? ハリーは芸名だ どこの世界に息子の名を 芸名で呼ぶ母親がいる!?」(前掲・89-90頁)

 「ベス………… 必ず…連絡する…」 「あっち側から必ず連絡する………… ま………待っててくれ」(前掲・191頁)

 「ベスは夫フーディーニの死後交霊会を行い エジソンの霊界ラジオに聞き入り 霊界にいる夫からの通信を待ちつづけた 何年も何年も……」(前掲・192頁)

 

 昨年、DVDで観た「霊能者バトルロイヤル」では、御船千鶴子の話がモティーフになっているが、そうであるならばフーディーニ最大のライバル、ノーベル生理医学賞受賞者シャルル・リシュと女霊媒師マージェリーとの対決に該当する話はあったのかな?と少し疑問に感じた。

 

 

 とりあえず、次に劇場で観るのは「永遠の0」か、「エンダーのゲーム」ということになりそう。

 

 

 

 18時5分、駅前のサンクスに行ってお弁当を買ってきて食べる。

  チュウカベントウ              498円

 

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