薬師寺涼子の怪奇事件簿
3月10日の備忘録。
相変わらず体調がすぐれない。とりあえずは、3月下旬発刊の『ドイツの憲法裁判 改訂版』の初校の土屋君の担当箇所を再度読み直す。おそらく、この担当箇所が今後のドイツの三段階審査基準を論ずるにあたって必読の文献、あるいは必ず引用しなくてはならない文献となるであろう。ただし、論文ではないので、後は土屋君がどのようにして論文とするのかに係ってくると思われる。「むむむ……」と唸りながら、註で引用されている文献で読んでいないものをチェックして、アマゾンなどに新たに注文をする。少なくとも、彼の話では連邦憲法裁判所で「保護領域」の語を明確に使用しているのはW・ホフマン=リームであることだけは間違いない。
ところで、YouTubeを観ているとヱヴァ芸人稲垣早希の物真似がアップされていたので観てみた。実は、わたしは大病以来、ここ2年半は実家にある大阪に戻っていないのであるが、帰省すると父親はなぜか「ロケみつ~ロケ×ロケ×ロケ」の内の「桜 稲垣早希のブログ旅」を深夜観ていた(関西ローカル番組)。ところが、わたしはこの桜 稲垣早希がヱヴァのアスカの物真似芸人であることを知らなかったので、親父はなにをみているのだろうといぶかしがつていたのである。当然のことながら、親父は「新世紀エヴァンゲリオン」の存在すら知らないのはずだから、なにが面白くて観ていたのか未だに分からない。
午後から、「薬師寺涼子の怪奇事件簿」のDVDを全巻通して観る。ま~、田中芳樹作品は面白くないが、垣野内成美女史の絵が綺麗だからコミックとライト・ノベルは全巻持っており、また一応は通読している。アニメは飛び飛びで観ていたから、ま~流すような感じで鑑賞してみた。再発見は、お涼さんの二人のフランス人メイドのマリアンヌとリュシエンヌの内、リュシエンヌの声優がクロード・チェアリの娘であることであった。そりゃ、フランス語は上手いわな。ちなみに、「必殺シリーズ」では親父さんは長崎商館(ブラウン館)の悪徳カピタンからナポレオンまでこなしていた。
ま~、第9話「芝の女王」から「最終話」、あるいはDVD版「最終話」までがTV版では面白いが、やはりコミック版の方がわたしは好きである。
一応、イラスト集も持っています。