試験実施
8月5日の備忘録。
午後2時40分より、共通11で「日本国憲法/現代人権論」(専門および教養相互乗り入れ科目)の試験を実施する。
課題はあらかじめ提示していた5問のうちから、当日に2問を出題し、そのなかから1問のみを選択して解答するものであるのだから、それに解答できないのは明らかに勉強不足である。おまけに、質問受付をこの一週間研究室で待機して行っていたのであるから、それさえも行わなかった受講生は講義内容を云々するよりも、そのチャンスを生かさなかった己の不徳を反省するべきであろう。
後日、成績を学内のPCに最終的に入力するときに、模範答案をここにUPしたいと考えているが、本務大学の学生の実力は決して他の大学に引けをとるものではない。ただしかし、勉強をしている学生の実力と、していない学生の答案の出来が歴然として現れてしまう。それこそ、月とすっぽん、というより「雲泥の差」といった具合である。そして、この後者のお馬鹿さんたちが授業アンケートでめちゃくちゃなことを書くのために、毎回、試験が終わったあとに若干の虚しさを感じてしまうのである。
この日で夏休みに入れると思っていたら、8月7日は臨時教授会で、夏休みがどんどん後ろ倒しになってしまう。
実際、わたしはここ三年間、お盆もお正月も一度も実家に帰省してはいない。そもそも、現在の病状では帰省ラッシュに新幹線に乗って大阪まで帰るのは無理である。そこら辺りの「情」を、大学という組織はなかなか斟酌してくれないわけである。ま~、勤務状態がさらに悪い「ブラック企業」に勤めるならば、それよりも劣悪な労働条件であることは分かってはいるが、そのような最低基準を満たさない職場と、仮にも国立大学法人とを比較するのも虚しいところである。ただ、歌舞伎俳優が肉親の死においても舞台を優先するというのとは、別なのではないのかな~。