読書三昧
3月7日の備忘録。
再開された、『ガラスの仮面』でまだ読んでいなかった48巻と49巻を読んでみる。確かに、人生画力勝負で西原理恵子が東村アキコに指摘していたように「亜弓さんの唇には縦線がはいっている」ことを確認。
前日に続き、遡及して貞本義行の『新世紀 エヴァンゲリオン』の11巻と12巻を読む。しかし、12巻でミサトさんは死んでしまうんだね。
続いて、岩明均『ヒストリエ』を1巻から7巻まで通読する。
平野耕太の『ヘルシング』が入院中に終了していたので、すでに持っていた巻から最終巻までを通読。
一応、本編の主人公のアーカード。
アーカードと、婦警ことセラス・ヴィクトリア。セラスちゃんは、名前を通常呼ばれないのでここで明記。
アーカードと、大英帝国国教騎士団長インテグラル・F・ヘルシンング。平野氏の画風は、藤田和日郎氏と同じで画面がまっくろなのでインテグラルの顔がよくわからないが、この表紙だと造形がハッキリする。
第四巻は有名なミレミアムの少佐の下記の演説が出てくるところ。
諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が大好きだ
殲滅戦が好きだ
電撃戦が好きだ
打撃戦が好きだ
防衛戦が好きだ
包囲戦が好きだ
突破戦が好きだ
退却戦が好きだ
掃討戦が好きだ
撤退戦が好きだ
平原で 街道で
塹壕で 草原で
凍土で 砂漠で
海上で 空中で
泥中で 湿原で
この地上で行われる ありとあらゆる戦争行動が大好きだ
戦列をならべた砲兵の一斉発射が 轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられた敵兵が 効力射でばらばらになった時など心がおどる……
https://www.youtube.com/watch?v=QUX0SXbiW34
https://www.youtube.com/watch?v=JelaCKTnpxg
法王庁特務局第13課のアレクサンド・アンデルセン神父とエンリコ・マックスウェル。ヱヴァンゲリオンに出てくる聖遺物がロンギヌスの槍ならば、アンデルセン神父はエレナの聖釘で茨の怪物に変身。
若返った、アーカードとウォルター・C・ドォルネーゼ。
大佐の正体が機会人間、シュレディンガー准尉の血が百万の命の身体に戻す際にアーカードに紛れ込み、それゆえに30年間、アーカードはそれを消すために消息を絶ち、お婆さんになったインテグラルの前に戻ってくるというラストはなかなかの出来だと思う。
(追記)
平野耕太はエロ漫画出身であるが、CROSS FIREの高木由美子・由美江の作画および『ヘルシング』終盤の法王庁騎士団の描写は田沼雄一郎『PRINCESS OF DARKNESS』の作画タッチと被るところが多い。ま~、同業者なのでアシストを互いにしあったのかもしれない。ここらあたりは、また検討にあたいしよう。
上段は平野耕太の高木由美子、下段は田沼雄一郎の黒原まき、両者の作画タッチはまったく同じに見えるのはわたしだけではなかろう。
ちなみに、田沼氏のHPはhttps://tanumaakio.blog89.fc2.com/