当てにならない学生アンケート
10月18日の備忘録。
本日締め切りの学生アンケートに対する、教員による自己点検票について以下、若干の批判めいたことを書き込むことにする。
前期にわたしは、「日本国憲法/現代人権論」という同じタイトルで毎週15回の講義と、四日で15回の集中講義を行ったのであるが、ほぼ同じでなければおかしいこの2つの講義の評価があまりにも違いすぎる。
通常講義の学生評価はクラス満足度0.57、質保障0.36といったもの←偏差値0.36
これに対して
集中講義の学生評価はクラス満足度0.81、質保障0.59である。
そして、なぜか通常講義の自由記述のみが公開されて、集中講義の自由記述は公開されていない。
ちなみに、通常講義の自由記述は以下のものである。
・憲法について学べました!
・授業の内容はとてもおもしろかったが、理解するのが難しかった。
・むずかしい。
・板書が薄くて見にくい。
・もう少し憲法のことをやってほしい。
・楽しく学べました。ありがとうございました。
・起承転結などがよく分からず大変な思いをしたので、授業もその形式でやっていただけれるとよいと思います。
・説明は分かりやすかったが、話がよくそれたりしてしまうので、分かりずらくなってしまう場合があった。
・レポートがよかった。
・憲法は暗記で堅苦しい印象がありましたが、先生の講義を受けて印象が変わりました。又、1つの争点に対して、あらゆる角度からの見方を学ぶことができました。
・出欠をきちんと取ってほしい。
おもしろいが、むずかしいということを改善せよというのか。そこまでは納得はできても、大学はレジャーランドではないのだから最低限度の復習は必要であろう。過半数がまったく復習をしていないという5をマークしていてるところから、そんなことは言われたくないよというのが本音。
大学教育センター長には、毎年、「日本国憲法」(専門)と「現代人権論」(教養)に分けろと要求しているのに、まったく聞く耳がないのはどういうことなのか。これで、このアンケート結果を自己点検せよというのはかなり滅茶苦茶な要求である。とりあえずは、集中講義の自由記述を公開するまでは書類を提出することを留保することにした。
比較憲法学会で名刺交換したU先生から、メールをいただいた。
先日の学会では御質問を頂戴いたしまして誠にありがとうございました。
また、早々にメールを頂きながら御返事が遅くなりまして大変に失礼いたしまし
た。
討論の最後にN先生が提起された「各報告者の報告の中で『子供の権利』はど
のように位置づけられるのか」という問題は、私が答えを考えあぐねている間に
時間が来てしまって残念でした。今後、N先生の御見解を御教示いただければ
幸いに存じます。
今後とも御指導・御鞭撻下さいますよう宜しく御願いいたします。