集中講義第二日目
2月19日の備忘録。
前日、学生に「君達も春休み期間に午前8時50分から講義開始ではつらいと思うから、午前9時から講義を開始します」と言っていたのであるが、結局、わたしも学生もほとんどは定刻前に講義室にいたので、お互いに負担の軽減にならなかったということになる。考えてみれば、大学周辺に住んでいなければバスなどの交通機関は定刻どおりなのでこのような結果になるのはあたりまえであることは想定できるのだが、そこまで気が回らないほどに予定が立て込んでいるという状態。このように書くと、わたしは授業を90分授業なのに60分くらいしかやっていないように勘違いされる方がいるかもしれないので付言すると、わたしの講義は原則100分講義で、それがもとで学生から嫌われたりしている。1時間目は平和和主義の話をして、2時間目にはもはや定番になったキューブリック監督の「博士の異常な愛情」を鑑賞して、お昼休みを挟んで感想を聴くということにした。
映画鑑賞中に、教員控室に戻って郵便物や書類が来ているかを確認して、事務に提出書類を渡したりして雑務をこなす。幸いにして、受講者の中に「博士の異常な愛情」を観たことのある学生がいなかったので、わたしが1時間半、定期的に覗って見る限りでは学生はおとなしく映画を観ているようであった。
お昼休みが、前日と違って1時間になったので大学の近くの宝島に行って、久しぶりにカルビ・ランチを注文してたべる。病気の前は、週一回は食べに行っていたのにここ1年間は食べに行かなかった―食べに行けなかった―ので、お店のおばちゃんに心配されたので、会計時に再入院したことや、病気の関係で肉食がで゛きなかったこと等を話す。おばちゃん、ありがとう。
2日目にして、午後の授業では疲れも相まってか学生の私語が耳障りになってきたので、少し喝をいれる。
午後5時半に、授業の内容が区切りのいいところまできたのではやめに切り上げる。
全体の感想としては、レジュメを毎回、詳細なものを配っているのであるが、今回はその準備ができなかったのでレジュメに自己拘束されないためか進度が゜はやい。津通常は、憲法総論から人権総論までどうにか説明して終わりなのに、この調子では人権各論もかなり突っ込んで講義できるペースである。
午後6時過ぎにタクシーを呼んで、自宅マンションに帰宅。夕食をたべて、本を読んだり、ネットサーフィンしていたら午前1時になったので就寝。