I先生&S先生最終講義―恩師・渥美先生の逝去―
2月8日の備忘録。
今日の話は、I先生とS先生の最終講義をメインにしたかったが、昨夜、メールをチェックしていると大学1年の時、「法職基礎ゼミ」でお世話になった、渥美東洋先生がお亡くなりになったとの報を受けたので、まずこの訃報について記すことにする。私自身は、そののち、公法のゼミに入ったために、先生の指導をゼミで受けることはなくなってしまったが、先生は1年生の段階で、しかも理系から転向して法学部に入った私に、最初のインパクトを与えてくださった。「非行はだめだが、不良になれ」などの、人生訓はいまでも忘れられない。「法学演習」や「日本国憲法/現代人権論」のリアクションペーパーを読んで、私の講義は雑談が多いと書かれることがあるが、これも先生から引き継いだ教授法である。教員の雑談を雑談としてしか解させないか、あるいはその雑談から本題に如何につなげるのかは、教員と学生の間の切磋琢磨であるということを教わった。修士号授与式で、その年は、私が総代だったので、研究科院長だった先生から学位記を手渡された。名前を呼ばれて、大きな声で「はい」と返事したら、「元気がよろしい」と言われたのはいい思い出である(ちなみに、答辞は隅田陽介氏が読んだ)。昨年、京都産業大学で学会があったので、京産大の先生方から渥美先生がお元気でロースクールでご指導されているとの話しを伺ったのであるが……。渥美東洋先生のご冥福をお祈りします。おそらく、本務校のスケジュールでは通夜にも告別式にも行けないだろうことが予測される。
9時21分、駅構内の吉野家で牛すき鍋膳・並 580円を食べる。
司会のM先生による開会のあいさつ。
所属教室長O先生による、両先生についてのご案内。
S先生の最終講義。
夢の使われ方の変遷の話は、なかなか興味深いものであった。個人的な感想ではあるが、もう少し先生ご自身の研究の遍歴をお話ししてもらいたかった。しかし、S先生の最終講義らしく実直な最終講義であった。
I先生の最終講義。
先生の早稲田時代恩師が「近代の超克」、京都学派四天王で有名な鈴木成高先生であるという、極めて興味深いお話を伺うことができた。
学生、OBによる両先生への花束贈呈。
K先生による閉会の辞。
18時6分、駅構内のSoup Stock Tokyoで以下のセットを食べる。
EAT-IN CSセット 900円
玉葱カレーCS
トマトシチューS
(セット)アイスコーヒー 200円
帰宅したのは19時前であったが、会場が底冷えしたために体調を崩してしまった。
いずれにせよ、本日の備忘録は書きたいことが沢山あるので、後日、補完する予定である。ちなみに、Oくんの話ではI先生もこのブログを覗いているそうなので、なお客観的な記述に努めたいと考えている。