12人の優しい日本人
6月26日の備忘録。
Ich zeigte heute "Zwölf sanfte Japaner" beim Vortrag und hinzugefügter Stellungnahme dazu.
Je lui ai montré "12 japonais doux" et commentaire ajouté aujourd'hui.
11時5分、駅前のすき屋でうな丼並 799円を食べる。
12時36分、大学前のBOOKACEで「12人の優しい日本人」のDVDを借りてくる。
16時20分から17時50分まで、「法と社会」の講義を行う。
今日は、「12人の優しい日本人』を学生と一緒に鑑賞して、その論評を行った。
社会科教育 鈴木くん
映画では、犯罪事実の認定は、この12人で決まるが、裁判員制度では、有罪か無罪かを決めるだけではなく、被害者の量刑まで判断する。まずここで、映画との違いがでてくる。映画では、有罪か無罪かを決めることで、役目は終わるが、たとえ有罪にした後、どのような刑になるのか、などまでは、考慮しないものの、自分の判断が、極刑まで向かうこともあり、それを懸念して、無罪にしようとする人がいた。反対に、裁判員制度では、量刑まで判断するために、裁判についての知識が不十分であると、心理的に判断が傾いてしまうこともあるだろう。また、有罪かどうかを決める際にも裁判員が、裁判員裁判では存在し、映画での意見の変更や、フィーリングなどといった話しの内容は、まず考えられないだろう。以上のように、映画の内容と裁判員制度を比べて、一般国民の負担や心情について考察しみた。
社会科教育 飯田さん
本レポートでは、「12人の優しい日本人」における制度が、実際に採用されている陪審員裁判とどのように異なるのかを検討していく。
これにあたり、まずは、陪審員制度と裁判員制度の相違点を明らかにしておく。陪審員制度は、刑事裁判・民事裁判の双方において適用される。そして、選ばれた陪審員は、自分たちのみで有罪か無罪かを判断する。陪審員の人数は、9~12人である場合が多い。メリットとしては、裁判に民主的な意味を持たせることができるということだ。具体的に言えば、一般国民の常識や考え方を判決に反映することができるということである。デメリットは、陪審員に法的な知識がないために、客観的判断が難しくなるということだ。反対に言えば、主観的な判断を下してしまい、平等性を欠く可能性があるということである。これに対し、裁判員制度では、選ばれた6人が刑事事件について裁判官とともに評議する。さらに、量刑を決めるという役割も担う。メリットは、陪審員制度と同様、裁判に民主的な意味を持たせることができるということだ。デメリットは、裁判員の意見が裁判官の考えに流されやすいということだ。また、被告の量刑まで決めるため、精神的負担も非常に大きなものとなる。このように、双方は人数や方法に至るまで、多くの点が異なっている。
次に、ここから本題に入る。「12人の優しい日本人」においては、陪審員12人が評議を行う。加えて、話し合う際には裁判官はいない。このように見ると、陪審員制度と異なる点はない。しかし、評決の基準が異なると言える。作品の中では、全会一致が原則となっている。ところが、陪審員制度を採用する国が、必ずしも全会一致を定めているわけではない。陪審員全員が同じ意見になるまで議論するというのは難しく、きりがないとも言える。そこで、陪審員の4分の3以上の賛成を採ると定めている国もある。
したがって、どのように評決するかという点が、この作品内の制度と裁判員制度とで異なると言える。
参考
法務省HP
裁判員制度初心者講座HP
社会科教育 三瓶くん
アメリカの陪審員制度と映画の陪審員制度を比較して
まず一般的な陪審員制度についてだが、無作為に国民の中から選ばれた陪審員が、刑事訴訟や民事訴訟の審理に参加して、事実認定と法の適用を行う司法制度のことである。なお、審理に裁判官は加わらない。刑事事件では被告人の有罪か無罪について判断する。
次にアメリカの陪審制における評議及び評決について述べていく。連邦及び一部を除く各州では、陪審の有罪または無罪かの評決には陪審員全員の一致が必要とされている。ここでの陪審員は6~12人である。もし一致せず評決が成立しない場合は、再び審理を行わなければならないのである。つまり多数決では評決は成立せず、一致するまで何度も審理しなければならないということである。これがアメリカ陪審員制度の評決における特徴である。しかし、陪審から評決にいたらないとの報告があった場合、最終的に審理無効となり、新しい陪審員の選任から始まる。
さて、このアメリカの陪審員制度における評決の特徴を知った上で、映画で観た裁判員制度と比較すると大きな違いがあるのが分かる。アメリカの評決は全員一致でなければ再審理であったが、映画内では多数決で決めており、一致しない場合には審理を再度行うのではなく、少数派を多数派にしようというものであった。事実、多数決で評決を決めようとしていた。ここに大きなちがいがあると私は思った。
リアクション・ペーパーorレポートの補足追加(2014年8月4日)
18時46分、駅構内の吉野家で牛カルビ定食 550円を食べる。
20時22分、駅構内のHearth Brownで以下のものを購入。
ガトーショコラパン 145円
カリカリカレードーナツ 165円
ミックスピザ(1/8) 206円