5月中旬なのに寒い
5月15日の備忘録。
さすがに、5月になれば暖かくなると思ったのに、昨日のお昼に日が射していたときはポカポカしていたが、午後9時過ぎに帰路についたときには肌寒い感じがした。
そのせいか、鼻とのどにタンが絡むようで調子がよくない。免疫抑制剤を飲んでいるので、これでインフルエンザなどになると大変である。学生のなかでも、セキをしているのが若干見受けられる。
午前6時半に起床し、駅南の吉野家で朝食をたべ、バスにて本務大学に向かう。大学に到着したのは、大体、午前七時半過ぎであった。
図書館に行き、以下の本を読破。一応、今月は1日1冊を目標としているので、体調のよろしくない今日は日垣氏の昨日読んだ本に書かれていたように薄い本を読むことにした。
最初に、確か鬼籍に入った三木睦子の講演が収録されていたのでどうしたことかと思ったのであるが、この部分は安倍内閣の再度の登板に際して、その前に安倍内閣であったときに苦言を呈していた三木女史の講演を採録したものである。すなわち、安倍内閣←苦言、安倍内閣←苦言という構造を採っている。
わたし自身は「9条の会」とは一定の距離を置いているつもりであるが、安倍内閣の改憲のための改憲を行なおうとする態度には反対である。そもそも、現時点で現行憲法に勝る新憲法を作れるだけの人材がいるのか、また議論が尽くされたのか怪しいからである。議決方法を単純な1/3から1/2にし、ポピュリズムに任せて改憲しても、今度はこの改憲を行なった政治権力による「押し付け憲法」論が発生することは予想できる。とすれば、現行憲法にとってはGHQ=「リヴァイアサン」から安倍内閣=「ビヒモス」ということになろう。もっとも、こちらの方が国家権力と国民の自由の伝統的対立軸が明確になるが、わたしは政治は実験の場ではないと思っているから、理論上の問題以上の歯止めが必要であろう。
この本を読んで、知った本で見てみたいと思ったものは以下のものである。
黒田硫黄『黒船』
あびゅうきょ『晴れた日に絶望が見える』
原一雄『のらみみ』
コージィ城倉『おれはキャプテン』
奥浩哉『GANTZ』
吉富昭仁『RAY』
島田虎之介『東京命日』
諸星大二郎『トゥルーデおばさん』
西島大介『アトモスフィア』
青野春秋『俺はまだ本気出してないだけ』
しかし、21世紀に入ってからマンガも一人ではフォローできなくなったことを痛感する。