7月29日

2013年08月01日 15:39

7月29日の備忘録。

 某出版社に、判例注釈の校正原稿を宅急便で送付。完全に、締め切りを10日以上オーバーしてしまった。これまでの記事で画像を掲載した判例集は、この仕事のために再度読んだものである。一判例を見開きで納めることは結構難しく、さりとて全面的に書き換える時間的余裕もないので、「ちなみに、~」とか「付言すると、~」とか書いた補足説明を削ることにした。読み返すと、自分の文章能力のなさを知らされる。ま~、判例評釈の解説は文章がうまいな、と思うものはそんなに多くないが、そんななかで光る文章を書く同業者がいることも事実。そして、日本語の上手い人は外国語も堪能である。とりあえずは、仕事をひとつ片づけれてよかった。

 午後2時10分から、共通11号で現代人権論/日本国憲法の講義を行う。今日は最終日なので、最後の課題を出した後、試験についての質問がある学生だけ残して、それに応える質疑・応答タイムにした。いつも思うのだが、質問する学生はその時点でかなり理解しているのであるが、質問しないでとっとと帰る学生は大半は不十分な理解しかできていない。しかも、まずいことにこの後者が授業アンケートでめちゃくちゃなことを書くので始末に負えない。通常は、専門と教養は別の授業なのに、本務大学はそれを一緒くたに、同じ講義に相互乗り入れするから堪ったものではない。毎回、前の方に座っている寡黙な学生が、話してみるとなかなかよい資質をもっていたので、彼は期待できるかじゃないかな、と思っている。