AV機器不調

2019年05月23日 12:42

5月23日(木曜日)


中野 雅紀

所属:社会科教育専修
氏名:中野 雅紀
職名:准教授 
  

専門:国法学、ドイツ憲法、日本国憲法、法哲学

特に、戦後ドイツ国法学の研究をドイツ連邦憲法裁判所と基本権救済を中心に研究している。

大学院を目指す人へのメッセージ

教育学において、法律学の知識は必須のものです。特に、「主権者教育」が言われる以上、主権者の仕事がなんであるのかを十分に理解しておく必要があります。主権者の代表が国会議員である、ということは、国会議員の仕事が立法(法律を作ること)であるということです。また、われわれ国民は、国会議員を選出し、その正統性を翼賛するだけの被治者であるわけではありません。そうです、われわれは主権者です。したがって、法律を作る知識を持つべきです。政治家でも、それを十分に理解している人は少ないのが現状です。食わず嫌いではなく、このように大切な法律についての知識を身につけましょう。

修士論文研究指導領域

【日本憲法、国法学、訴訟法など】

①比較憲法学 ②ドイツ憲法 ③日本国憲法 ④憲法裁判制度 ⑤人権救済

【公民教育、特に政治経済・現代社会】

①啓蒙思想 ②社会契約論 ③権力分立 ④市民社会 ⑤経済と政治

過去の指導論文テーマ

  • なし。ただし、学部のゼミでは法科大学院に進み弁護士になったもの、あるいは、研究者になったものが数人いる。

大学院担当授業科目と内容

「憲法特論」

何らかの基本的文献を選んで、その文献を原文と対照しつつ読み解く。昨年は、カール・シュミットの『憲法論』をその英訳版と対比しつつ輪読した。

「憲法演習」

比較的新しく出版された憲法判例集を使い、それに基づいて発表・講評していく。

「社会・文化総合研究Ⅱ」

他の公民系の先生たちと、テーマを決めて基本文献を読み解く。昨年は「市民社会」がテーマでした。

主要な著書・論文

  • 博士学位論文 中野雅紀「基本権価値・原理の衝突とその規範分析―基本権構造論の諸問題―」(博士(法学)京都大学 第220号)京都大学法学部図書館・国立国会図書館収集用製本版
  • 『憲法学の創造的展開 上巻 戸波江二先生古稀記念』共著 新山社 2017/12/09
  • 『身分:法における垂直関係と、水平関係』編著 国際書院 2017/12/01