12月4日の備忘録。
マンフレート・バルドゥス教授(エアフルト大学)の講演会のお知らせ(2014/11/19更新)
2014/11/19更新(更新部分は赤で示しました)
小山先生の招聘により、以下の通り、マンフレート・バルドゥス教授(エアフルト大学)の講演会が開催されます。
万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
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- 日時:12月4日(木)18:10 - 19:40
- 場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎7F 476教室
- 講演テーマ:「ドイツ基本法における人間の尊厳規範」
- 講演概要:「反全体主義の根本規範(anti-totalitäre Grundnorm)」として当初考えられていた尊厳条項が、いかにして、ドイツ憲法における今日の「超・規範(Supernorm)」へと変容しえたかにつき、考察する。
- 使用言語:ドイツ語 (翻訳・通訳あり)
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【マンフレート・バルドゥス教授(エアフルト大学)】
Prof. Dr. Manfred Baldus, Erfurt
1963年生まれ。トリーア、ボン、パリ、ベルリンの大学にて、法学、政治学、哲学を学ぶ。1994年、「法秩序の一体性(Einheit der Rechtsordnung)」に関する論文(フランクフルト大学)で博士号を取得。1998年、警察法に関する論文(同大学)で教授資格を取得。1999年、パリ第10大学にて客員教授を務める。2003年より現職(エアフルト大学教授、公法および近現代法史講座)。2008年より、テューリンゲン州憲法裁判所の判事も務める。
【本講演のテーマ(人間の尊厳保障)について】
バルドゥス教授は、2011年、「人間の尊厳保障と絶対性テーゼ」と題する論文を発表されています(AöR 136, 529-552 (2011))。
加えて、ここ数年間、バルドゥス教授は『人間の尊厳をめぐる闘争――1949年以降の議論(Kämpfe um die Menschenwürde - Die Debatten seit 1949)』というタイトルの単著執筆に取り組んでおられ、昨年には、ドイツ研究振興協会(DFG)の支援のもと、同書執筆のための研究休暇を採っておられます。同書は、来年出版される予定だそうです。
準備の都合上、本講演へのご出席をご検討されている方は、あらかじめご連絡頂けますと幸いでございます(連絡先はMLに明記)。