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永遠の0と小野田さんの死

2014年01月14日 15:22

1月16日の備忘録。

 9時55分、近くのマクドナルドで以下のセットを買ってきて食べる。

  エッグマックマフィンセット                420円

   エッグマックマフィン

   ハッシュポテト

   プレミアムローストアイスコーヒーM

 12時15分、駅前の庄やで お刺身定食 880円を食べる(10卓番)。

 19時13分、デニーズでひとくちロースステーキ飯サラ 1370円を食べる。

教授会

2014年01月14日 15:21

1月15日の備忘録。

8時20分ごろ、自宅を出て新星自動車のタクシーで本務大学へ向かう(1740円)。

8時50分から10時20分まで、「日本国憲法/現代人権論」の講義を行う。

講義の具体的内容は、いつものようにリアクションペーパーの掲載をもって代えることとする。

・自分は哲学とか、倫理学とか割に好きなのですが、リアクションペーパーを見ると、自分よりもはるかに高次元の考えをしている人がいるのが分かり、毎回とても良い刺激になります。本日の講義も楽しかったです。(教育・Aくん)

・リ・リアクションペーパーを見て、講義を受けている私たちだけでさえ自衛戦争について意見が分かれているので、国民を1つの意見にまとめてしまうのは、とても大変なことなのだと思う。

 フランスのことわざ「平和を望むなら、戦いに備えよ」には、私も考えさせられた。国によって考えることは違うが、幸せになりたいという気持ちは変わらない、なのになぜそれが戦いにつながってしまうのか、憲法につてても気になるが、心理学的なのが知りたくなってきた。(教育・Oさん)

・レポートのコメントをきくのが面白くて、いつも好きです。先生は改憲には反対ということですが、私も改正してよりよくなる見込みはないので、反対です。先日韓国政府が自衛隊から弾をもらうということがあったそうですが、憲法や法律の面からみてどうなのか気になっています。先生はどうお考えでしょうか。(教育・Yさん)

・素晴らしい授業ありがとうございます。先生のものの見方、観点は、私たちとは全く別の観点でいつも話をきいていてそんな見方があるのかとおどろかされます。一つ疑問に思ったのですが、アメリカがテロなどの国以外に対して戦争をするといっていましたが、アメリカにメリットがあるようには私は思えないのですが、どのようなメリットがあり戦争をするのでしょうか。また、その時の軍事予算などは通常の時よりも多くなると思うのですが、どのように捻出しているのでしょうか。(教育・Kくん)

・リアクションペーパーのほうで勝てば侵略戦争も正義と言っていましたが、日本が戦争で勝っていれば今も戦争が起きても不思議ではない状況であったと思いますか。また、正当防衛の話のところでガンジーの考えは私もいけないと思います。しかしいくら自分を守るためだといって殺そうとしていた人を逆に殺しても罰にならないというのはすこしおかしいような感じもしました。(農・Mくん)

・樋口先生のお話から、えらい人、権威のある人の言葉というのは、正しいものであるかと思ってしまいがちですが、いつも自分の考えや信念とてらしあわせ、考察していくことが大切なのだと思いました。

 ゲーム理論の考えから、利益がないと戦争をしないということなのでしょうか。すみません、私の理解する力が弱いため、ゲーム理論を明確に理解しきれませんでした。(教育・Mさん)

・自己保存本能のしくみがよくわかった。動物の本能的に、自分の命を守るためや、正当な業務上での行為は、罰せられないということが、当然のことのように思っていたが、改めて理解できた。

 戦争については、いろいろ考えさせられるものがあった。(教育・Kさん)

・自衛隊を国が持つことに関しては今までも色々な授業で取り上げられて考えてきましたが、良いか悪いかということははっきりせず、どう解釈すべきか自分の中であいまいでした。しかし、今日の「国家の自衛権は人間の持つ「自己保存本能」に基づくものであり、それを否定することはできない」と聞き、すっきりしました。(教育・Iさん)

・大学1年の前期で履修した経済学で教わったゲーム理論が、戦争をしかけるかしかけないのか判断する場面においても使われることにびっくりした。大国同士が戦争をすると、相討ちになってしまうから、自国が利益を受けるとき(相手が弱いとき)だけというのは、子供のケンカが勝てると思ったときしかやらないというメンタリティと似ていると思った。(教育・Kくん)←戦争をやる国は、ガキのケンカと本質的には変わりはないと思います。しかし、人間が感情的な動物であることもまた事実であることを看過できないというのが、難しいところですね。

・ゲーム理論の説明が聞いていてなるほどなと思いました。力のある国同士においてはゲーム理論を考えることができますが、失うものがない国、もしくは国よりもっと小さな組織(テロリスト、貧しい国、宗教団体など)ではゲーム理論は考えることができず、戦争が起こってしまうということがわかりました。今戦争を起こしそうな国といったら北朝鮮だと思うのですが、北朝鮮もゲーム理論が通用しない国に入るのでしょうか。(教育・Tさん)

・ゲーム理論で、平和主義を説明するメリットは何なのでしょうか。今回の冷戦の例だと、文章や口頭で説明しても十分に分かり得ると思うのですが、わざわざゲーム理論で説明する理由というのはどうしてでしょうか?(教育・Nさん)←ゲーム理論を使わなくても、平和主義を説明することは可能です。しかし、おそらくゲーム理論のマトリックスなどを憲法学に導入するのは、法律学者が法律学が他の人文・社会科学と違ってより科学的であるのだ、理論的であるのだという自負心を満たすためだと思います。わたしは、東大や京大の出身ではないので、そこのところの感情面は理解しがたいのですが、案外そんなところに簡単な議論を小難しく語るというところがあるのではないかと推測します。それに、わたしはもともと理系なので数学コンプレックスはありませんので、根っからの文系の人の心理は分かりません。

・靖国神社についてお話がありましたが、私は靖国神社参拝がなぜ毎度あれほど問題になるのか不思議です。靖国神社にまつられている人たちは戦争に加担したことは間違いないですが、日本のために命をかけて戦ったことには変わりないのだから、その人たちを拝むことは必ずしも戦争に賛成したことにはならないと思います。ただ、靖国神社参拝の日程、テレビ番組の予定がぱんぱんで過度な報道を避けられる、年末を選んだのはさすがだなと思いました。(教育・Kさん)

・途中、靖国神社参拝のお話がでてきましたが、靖国神社を参拝することで、外交問題が生じるなら、総理はこっそり勝手に参拝すれば良いのではむ?といつも思います。なぜ、わざわざ、外国に知らせ公開して参拝するのでしょうか?(教育・Kさん)←わたしもそう思います。私的参拝で、玉ぐし料を自腹で10億円位ぽんと支払った方が個人的に戦死者に対する敬意を示しているのではないかと考えちゃいますよね。しかし、それでは票に繋がりません。政治家の公式参拝は、遺族会の組織票欲しさから行っていることが多く、そういった面で不純なものです。

・第二次世界大戦中のアメリカの日本への原爆投下において、確かに原爆を投下したことで戦争は終結したが、本当に戦争を終わらせるにはその方法しかなかったのか。もっと多くの命が犠牲にならずにすんだやり方があったのではないか。先生はどうお考えですか。(教育・Oさん)

 

11時28分、大学近くの宝島でLカルビ100g 819円を食べる。

14時半から15時半まで、「法学演習」の講義を行う。

 

15時半から19時まで、途中休憩を挟んで教授会に出席。

18時16分、大学生協食堂で主菜 480円を食べる。↓

 

トリック4

2014年01月09日 11:46

1月14日の備忘録。

 

 10時半頃、K大学の科目等履修予備登録申請の書留を送るために、中央郵便局で手続きを行う。

 

 12時4分、駅前の庄やで日替わり(A) 680円を食べる(2卓番)。

 12時45から、シネプレックスで「トリック劇場版 ラストステージ」を鑑賞する(座席K20)。

 このシリーズは、オープニングの森山周一郎のナレーションに出てくるハリー・フーディーニを知っているかどうかで面白さが全然違う。わたしの世代では、フーディーニのエピソードは、当時『ヤングジャンプ』で連載していた「栄光なき天才たち」のH・フーディーニ(第41話)ではじめて知ったのではないか。ちなみに、阿部ちゃんはわたしの1年後輩なので、おそらく同じころにフーディーニの話を読んだのではないかと推測する。

 「奇術の歴史は古く、紀元前2500年頃のエジプトの壁画には「カップと玉」の奇術を行っている様子が描かれている。中世になってキリスト教の支配が進むと、人間の能力を越えた不可思議な技術を持つ奇術師は、黒魔術師として恐れられた。奇術も黒魔術も元をたどれば同じであった。

 H・フーディーニの活躍した19世紀末は、第一次世界大戦で肉親を失った人が多く、交霊会が一大ブームとなった。そのため、奇術を心霊術と偽った詐欺師が横行し、死んだ肉親に会いたがる人々を欺いていた。同じトリックでも金儲けのために悪意で使われたなら、それは奇術ではなくただのペテンである。自分自身、何度も心霊術に裏切られたフーディーニは、心霊術者のペテンを暴くことにより、奇術を中世の黒魔術の呪縛から開放したのであった。

 こうして、奇術はひとつのショーとして市民権を得ることに成功したが、予言や占い雑誌が花盛りの現在は、フーディーニの時代と少しも変わっていないのかもしれない。」(森田信吾・八城正幸『栄光なき天才たち』第13巻(集英社、1991年)6頁)

 「俺の母親は移民した後も一生 ドイツ語しかしゃべらなかったんだ!」「“YES”なんてつづり書けるもんか!」

「どいつもこいつも会ってみれば 皆ペテン師だ! このあいだの女霊媒師も…」 「俺に向かって“ハリー”だと? ハリーは芸名だ どこの世界に息子の名を 芸名で呼ぶ母親がいる!?」(前掲・89-90頁)

 「ベス………… 必ず…連絡する…」 「あっち側から必ず連絡する………… ま………待っててくれ」(前掲・191頁)

 「ベスは夫フーディーニの死後交霊会を行い エジソンの霊界ラジオに聞き入り 霊界にいる夫からの通信を待ちつづけた 何年も何年も……」(前掲・192頁)

 

 昨年、DVDで観た「霊能者バトルロイヤル」では、御船千鶴子の話がモティーフになっているが、そうであるならばフーディーニ最大のライバル、ノーベル生理医学賞受賞者シャルル・リシュと女霊媒師マージェリーとの対決に該当する話はあったのかな?と少し疑問に感じた。

 

 

 とりあえず、次に劇場で観るのは「永遠の0」か、「エンダーのゲーム」ということになりそう。

 

 

 

 18時5分、駅前のサンクスに行ってお弁当を買ってきて食べる。

  チュウカベントウ              498円

 

西原理恵子の人生画力対決ライブ~萩尾望都SPECIAL~ - 2014/01/14 19:00開始 - ニコニコ生放送

 

月曜日

2014年01月09日 11:44

1月13日の備忘録。

 なんか、新年に入ってからこのブログがわたしのグルメ日記のようになってしまっている。しかし、わたし自身は病気であり、この備忘録の目的のひとつは、その日に何を食べたのかを記録することでもあるので、このブログの訪問者の方々にとっては面白くないかもしれないが、しばらく、わたしの撮影した食事の写真を観て我慢してください。

 9時41分、デニーズでベーコンエッグ朝食 500円を食べる。

 11時38分、近くのセブンイレブンで以下のものを昼食として買ってくる。

  のり弁当                       430円

  7プレミアム 麦茶 500L              98円

 下は、デニーズでディナーセットではなく、単品で揃えていった夕食である。

 18時48分、デニーズで以下のものを夕食として食べる。

 

 「COBB料理長」のサラダ                 380円

 オニオングラタンスープ                  400円

 牡蠣フライ2個                        250円

 ミニ梅しらすごはん                     200円

 

 おみやげとして

 ハイチュウ ストロベリー                 105円←咳止め用

日曜

2014年01月09日 11:43

1月12日の備忘録。

 9時52分、デニーズで焼鮭朝食単品 600円を食べる。

  13時25分、セブンイレブンでお弁当を買ってきて食べる。

  塩唐揚げ弁当ユズスパイス              430円

  7プレミアム 麦茶 500L                                       98円

土曜日

2014年01月09日 11:42

1月11日の備忘録。

  10時17分、駅前のすき家で以下のものを食べる。

  牛皿(並盛)                 180円

  おろし牛皿定食              260円

 11時34分、駅前のすき家で以下のものを食す。

  やきとり丼(並)             390円

  健康セット               100円   

 21時20分、デニーズで緑黄色野菜の美健麺単品 890円を食べる。            

金曜日

2014年01月09日 11:40

1月10日の備忘録。

14時52分、EXCEL内の京樽でもえぎ 590円を昼ご飯として購入。

15時4分、YAMADA電機でDVD-R120   1680円を購入して帰宅。

木曜日

2014年01月09日 11:38

1月9日の備忘録。

 

午前9時半過ぎに、自宅マンションを出て本務大学に向かう。

午前10時前後に、駅構内の吉野家で朝食を食べる。

 午前10時半前後に、地元の三菱東京UFJ銀行に行き預金を下ろし、マンションの家賃をATMで払い込む。

 午前11時過ぎに、本務大学に到着。それから、このブログを書き始める。

日本国憲法の初講義

2014年01月06日 14:41

1月8日の備忘録。

午前8時50分から午前10時20分まで、「日本国憲法/現代人権論」の講義を行う。                                                                            

講義の具体的内容は、リアクションペーパーの掲載によって代えることとする。

・今日も先生の話はおもしろかった。正当防衛の意味や倫理のとらえ方はいっぱいあるということがわかった。(教育・Oくん)

・高いレベルの倫理を求められても(押しつけられても)、全ての人がそれを遵守することはないというのは、どこか教育と関連性があるように感じた。教師が生徒に理想を求めすぎては、それは生徒にとっての抑圧になりかねず、また、厳しすぎる校則も同様であるように感じた。特に教員は、その職務の性質上、自ら気付かずにエゴを押しつけてしまいがちであるため、気を付ける必要性があるように思った。(教育・Aくん)

・教育がBildungと言われ、由来がこわれた人間を作り直す、本来の前生に戻すという意味を持っているということは、人間は元々悪である性悪説から教育は成り立っているのだと思った。(教育・Kさん)

・侵略戦争は得るものはない、とおっしゃつていましたが、勝算があれば得るものはあると思います。じゃなかったら、昔から今までずーっと戦争がおこっている、ということはないのではないでしょうか?

 宗教戦争は少しちがうかもしれませんが、結局のところ勝者が敗者から搾取しているのであれば、得るところはあると思います。(教育・Hさん)←講義で、16世紀のスペインの収奪式植民地政策は破綻し、19世紀には植民地経営には、かなりのインフラストラクチャーの整備を行うことが自覚されるようになってきたと説明しました。実際、矢内原忠雄や石橋湛山は植民地不要論を説いたのは、植民地経営において資本投下に対して得られるものが少ないという利益衡量も働いていたと思います。

・本日の講義もたいへん愉しかったです。日本の植民地政策にそんなにも莫大な資本がかかっているとは知らず、たいへん驚きました。当時の東北は不作などによって飢えていた印象は強いのですが、そんなにも大きな問題になっていたのですね。東北生まれなのに知らず、少し悔しく、そして調べてみたいと思いました。(教育・Mくん)

・戦争や植民地に対して、先生の考えが独特であり、初めて聞きました。(教育・留学生さん)

・自衛隊に関して授業中に「文言解釈」で見れば違憲で、「立法者意思解釈」に依っても微妙であるという見解がなされていたが、私も同じように感じる。現在、安倍首相が9条の改正を求めているが、先生の言うように何十年も前に作られた憲法でいつまでも国政を進めていくのは確かに良くはないと思う。が、9条のことや、戦力保持などには国民がもっと注意深く見ていなければ、いつかまた戦争というものを日本が起こすような事になり兼ねないと思う。もっと日本は国政に敏感でいる必要があると思う。(教育・Oくん)←わたとしは変遷論は支持しますが、改憲論は反対です。

・自衛隊の議論は水掛け論だと思っていたけど、戦争の種類や自己保存本能を考えることで、合憲側の主張が明瞭化された。国家の防衛に専念する軍隊にするためにも、あえて「侵略戦争を禁ずる」という文言に変えるべきだと私は考える。(教育・Mくん)←仮に改憲論に立つとしたら、私も君の提案に賛成です。

・確かに、日本の国内での外国人の問題でさえ、色々解決できていないのに、他の国にまで介入するのは枠を越えているのではないか、ということにそう言われれば、そうだなと思いました。

 ハードルの高い倫理を押しつけても、みんなが守れるはずはなく、みんなが守れる程度のものでなくてはならないということに納得しました。(教育・科目等履修生さん)

・「戦争をしないという消極的な平和」と「平和を作り出すために、積極的に戦争を終わらせる平和」をユダヤ教とキリスト教に例えて説明してくださったのは分かりやすかったです。イメージもついたし、印象に強く残りました。←わたし自身は、本来的なイスラム教のはなしもしたつもりなのですが。

 私も先生と同じく、自衛隊の存在は賛成ですし、自衛戦争も当然だと思っています。しかし、先生のように深く論理的に考えてはいなかったので、今日の講義のレジュメは何度も読み、もっと自分の考えを深めたいと思いました。

 戦争の話が出てきたところで先生に質問ですが、先生は首相の靖国神社の参拝には賛成ですか?反対ですか?(教育・Mさん)←心情的には、わたしはテオジストなのでなんの問題もないと思いますが、外交政策的には、首相の参拝は下策でしょう。少なくとも、政治はわれわれにメリットを齎すことが求められるのであるから、外交上のデメリットを引き起こした以上、政治的責任の問題はあると思います。ここで注意しておかなくてはならないのは、靖国を信仰している人もまた、憲法20条の信教の自由を享受しているということ。それと、中国および韓国の態度、そしてアメリカの今度の遺憾表明は内政干渉であるということ。その意味では、今後の外交手腕が問われることになろうかと考えます。

・日本は憲法の第9条により戦争を放棄しています。今日の講義では、戦争には侵略戦争と防衛戦争があるということを知りました。先生のレジュメでは、侵略戦争は「当時の身の丈(国力)に合わない軍備拡張と大陸侵略を展開し、やがて「無条件降伏」というある意味で醜態を晒してしまったから」と書いてありましたが、それでは「侵略戦争によって日本は負けて「無条件降伏」という醜態を晒してしまったために、侵略戦争はいかなる理由があっても許されることではない」というふうに読み取れると思います。が、本当にそれが侵略戦争を許さない理由として適当なのでしょうか。(教育・Tさん)←なかなか鋭い質問ですね。私の説明では、戦争に勝っていれば「侵略戦争」も「可」=「正義」ということになるのではないか、というのがあなたの疑問であろうかと思います。直截に言えば、実際には「勝てば官軍」なので、侵略戦争も正義ということになるでしょう。ただし、法哲学的には大問題となるでしょう。いま流行のマイケル・サンデルも、日本に対する原爆投下は誤りではないということを言っているので、どう考えても日本人の立場からすると、原爆投下は手段として正当化されないのですが、勝者の理論から、それは「戦争をはやく終結させた」という結果論によって正当化されているようです。なにか、アメリカのこの議論は功利主義的な理論なので胡散臭いのですが、正義論をここで解説し始めると古代ギリシア哲学までさかのぼらなくなるので、ここでは、あなたの疑問はもっともだと応えておくことで済ませます。

・「平和主義」についての説明でしたが、平和と正義の違いがなんなのか、についてもう少し詳しく解説してほしいです。また、戦争をひとまとめにして悪いものだ、というのではなく、防衛(自衛)戦争に関しては否認することはできないとのことでしたが、私自身の考え方としては、結果として武力を行使することになるので、悪いことではないかな、と思います。“話し合い”という解決の手段もあると思うので、戦争で人間の生命を奪っている現状がある限り、是認はできません。(教育・Hさん)←まず国際法上、現在の戦争観は近代以前の「聖戦論」から「無差別戦争論」に変わっています。それでは、「悪い戦争」も認めるのかということになりますが、しかし、この「善悪」は誰が、どのような基準で決定できるのでしょうか。近代以前は、自分の信仰する宗教に基づいてこの「善悪」、「正邪」が定められていました。そうすると、自分の信仰する宗教以外の宗教を信仰する者は「悪魔」ということになります。したがって、「聖戦論」に基づく戦争は殲滅戦につながり、凄惨なものになりました。これを回避するために、戦争に倫理的に善い悪いはないとする「無差別戦争論(観)」ができたわけです。このつながりで、マックス・ヴェーバーの思想を読み取る必要があります。では、この価値多元主義の世界で対立を「止揚する」ものとして、有効な手段とはなにかということで、あなたの言う“話し合い”が提案されたわけですが、この理論の代表的な提唱者であるユルゲン・ハーバーマスもあまりにも多元化した社会においては“話し合い不可能”なものがあることを容認せざるを得なくなりました。ハッキリ言って、この議論も滅茶苦茶難しい議論で結論は出ていません。岩佐先生にでも、質問してください。

(補足)ハーバーマスの「コミュニケイション的行為」理論の問題点は、彼が寛容について議論するとき、この公共圏に参与しない、あるいは出来ない他者を暗黙に排除してしまっている。すなわち前提として、彼が想定する「理想的発話状態」の下で関与者たりえない者を視野に入れていない。

・平和主義には生命・自由・財産権(国民主権、基本的人権の保障)を護るために規定していることが分かった。

 侵略戦争はダメだが防衛戦争=自衛戦争は正当防衛として必要ではないかという考えを受けて、70年前の苦しみからそれを越えた正しい道を考える必要もあると思った。フランス語のことわざに、si tu veux la paix prépare la guerreというのがあることを最近知り、日本とのギャップを感じていた。これも、自分の身を守ることににつながった意味だったのだろうかと思った。アメリカの独立戦争のように、平等権を求めて戦ったりしたからこそ、自分の苦しい状況を変えることができる場合もある。ここで人命を失うことがとても問題だと思うが、苦しくて長く生きるか、幸せを求めて戦うか…とても難しいが戦争にも美学があるような気がする。(教育・Hさん)←補足として、si tu veux la paix prépare la guerre とは「平和を望むなら、戦いに備えよ」

・冬休みの宿題で先生のおっしゃっていた映画「博士の異常な愛情」とウルトラセブン「超兵器R1号」を観てみました。非常に興味深くて、映画や特撮を通して、世界を風刺している作品はおもしろいなと感じました。

 他にこのような作品で先生のおすすめの作品があれば、教えて頂ければと思います。(教育・Nさん)←来年度の、わたしの「法と社会生活」を履修してください。

 

11時51分、庄やで松花弁当 680円を食べる(2卓番)。

15時23分、駅構内のSoup Stock Tokyoで下記写真のEAT-IN SS-セットを食べる。

 EAT-IN SS-セット             900円

  東京ボルシチ

  オマール海老のビスクS

    (セット)白胡麻ご飯

 15時38分、駅構内ビルにある中国料理惣菜KOUSAIで以下のお弁当を買って帰る。

  海老天チリ弁当      670円

やしきたかじん死す

2014年01月06日 14:39

1月7日の備忘録。

 午後1時半頃、Heath Brownで以下のパンを買って帰る。

 クロワッサン                      160円

 カリカリカレードーナッツ               160円

 ミックスピザ1/8                                                 160円

 なかなか眠れずに、午前5時過ぎのテレビを観ていると、大阪育ちの、われわれ世代の話法に大きな影響を及ぼした二台巨頭のうちの一人・やしきたかじんが死去したと放送された。小学校から中学にかけては深夜ラジオ(「はーーーい、浜村淳ですABC」や「サタディ・バチョンhttps://www.youtube.com/watch?v=Q8PH9LYZVLQ」)で浜村淳の影響を受け、大学時代以降は帰省すると、実家のテレビに出ていたたかじんに影響を受けた。

 東京に反発していたと言われていたが、いまでも覚えているのはざこばに「たかじん、紅白は出たくないの?」と某テレビ番組で聴かれたとき、たかじんが「紅白はおばちゃんのお菓子と同じで、べ・つ・ば・ら」と答えたことである。ひとつ、大阪のテレビの歴史がおわったなーーーー、と感じられずにはおれない。たかじん本人は嫌っていたが、わたしは彼の「砂の十字架」はカラオケで歌います。

 

 

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