12月18日の備忘録。
今週金曜日の試験の関連で、山口厚先生の本を読んでいたら午前5時を過ぎてしまい、そのまま徹夜する。
午前8時50分から午前10時50分まで、「日本国憲法/現代人権論」の講義を行う。
講義の内容は、リアクションペーパーの掲載で代えることとする。
・いつも生徒の感想から、授業に入ることはとても良いことだと思います。自分以外の人にも、違った考え方を知ることができるからです。のび太君の話はとても楽しかったです。次回でもこのような話が聞けたらいいと思います。(教育・Kさん)
・先生の話を聴いたり、配布資料を見たりしていると、その知識の広さと深さに驚かされます。そこで質問なのですが、先生にも苦手な分野、興味を持ちにくい分野が何かしらあると思うのですが、そうした分野について学ぶ時、どのようにして知識を取り入れているのか(自分を動機付けるのか)を知りたいです。(教育・Aさん)
・独立戦争の目的や歴史の話はおもしろかった。私は英語撰修で英米文学の授業などでよく独立戦争の話が出てき、少し勉強しているので、新しいことを知れて良かった。
ドラえもんのキャラクターを使って役職分けした話も興味深いものでした。(教育・Kくん)
・三権分立で、国民をのび太、内閣をジャイアンなどというように例えたのは、おもしろいし、的を得ているな、と思います。
先生が最初に紹介していた「シュバリエ」が気になるので、冬休み中に見てみたいと思いました。
今年はお世話になりました。先生もよいお年を。(教育・Oさん)←「シュバリエ」を話題にしてくれたのは、わたしではなくNさんだよ。
・私は、歴史とかに詳しいわけでもなく、憲法についての知識もまったくといっていいほどないのですが、授業の話の中に最近のニュースなどを折りこんで話してくださるので、少しずつだけど分かるところが増えてきました。サザエさんやドラえもんのように分りやすく話してくれるので、それをこれからも続けてほしいです。(教育・Sさん)
・リ・リアクションペーパーの解答の中で「天下り」についての話がありました。私も天下りは悪いイメージしかなかったので、元々どうしてそういう制度が出来たのかを知る事ができて面白かったです。救済のための制度を悪用は駄目ですが、一概に全ては批判できないなと思いました。
また国会、内閣、裁判所の話がとても分かりやすかったです。憲法の授業の中で先生はよくアニメやマンガを例えに出しますが、その方が私も理解できるので、続けてほしいです。(教育・Iさん)
・天下りの元が大正デモクラシーっていうのは初めて知りましたし、アメリカはまだそのようなシステムを採用していることに驚きました。政権交代の度に官僚を取りかえていたら人件費がとてもかかりそうなんですがどうなんでしょうか?
先生の話は面白いのですが、1限目は起きるのが辛いので来年は3限辺りにしてほしいです。(教育・Mくん)
・首相公選制は、シュミットの言う「民衆による大喝采」と見ることが出来るのではないか。
司法に関して、砂川事件において最高裁は「高度な政治的なものは司法になじまない」として判断を回避していますが、法学的に見るとこれは正しいのでしょうか。私は政治的圧力がかかり司法が逃げたという印象があります。
ドラえもんの話がでてきましたが、のび太にとってドラえもんはさしずめ、プラトンの「哲人政治」といったところでしょうか(教育・Nくん)
・ジャイアン理論が分かりやすく理解の助けになりました。いつも例が分かりやすいなと思うのですが、全て先生が考えたものなのですか?(つまらない質問ですみません…)(教育・Iさん)
・先生は話をする中でちょくちょく具体的な例を入れて話をしてくれるので、それがとてもありがたく、理解しやすいです。
先生が楽しそうに笑いながら授業をしているので、こちらまで楽しくなってきます。
あと、コートを着てひざかけをして授業を受けているけれど、教室がとても寒いです。
よいお年をお過ごし下さい。ありがとうございました。(教育・Aさん)
・「権利の保障」と「権力の分立」のつながりについてドラえもんのいないドラえもんの世界を例にだしていたがとてもわかりやすく、おもしろかったです。チェック・アンド・バランスについてもう少し具体的に説明していたたげたらうれしいです。チェック・アンド・バランスには例えばどのようなことがあげられますか?(教育・Tさん)
・権力分立の説明で用いられた「ジャイアン理論」は分かりやすかった。弱者が生き残るためには、強者を仲違いさせる必要があることにも納得ができた。しかし、のひ太にはプリントに書かれたように上手くことを運ぶことができるのかと思った。個人的には、レジュメ32ページの「しずかちゃんもただ見てるだけ」という写真が気になった。(教育・Iくん)
・ドラえもんをみていて、たしかにのび太の人権はどうなっているのか…と感じます。完全に人格が否定されているとしか思えないので。でも、映画のときだけはステキで良好な関係になってますよね。(感動を呼びこんでいる感じ。)←いわゆる「お約束シーン」だとわたしも思います。
“人権の尊重”と一言でおさめられてはいるけれど…
ということは、いじめも人権尊重されていないわけですね。
パワハラとか、そういうハラスメント系にも人権って関与しているのでしょうか。
してないこともないか。(教育・Nさん)←関与はしています、しかしなんでもかんでもハラスメントであると訴えていたら、結局はわれわれの自由な「言説空間」が失われてしまうことにもなりかねません。そこらあたりの、バランシングが難しいところです。
・のび太、ジャイアン、スネ夫の人権侵害の話が分かりやすくて面白かったです。我々国民は国家権力に対して結局は弱い存在でありますが、三権分立の抑制・均衡によって守られていることを改めて理解しました。←このリアクションで重要な点は、国民一人ひとりを「強い人間観」から見るのか、それとも「弱い人間観」から見るのかということです。暇があれば、そこらあたりも考えてみてください。
・法で解決できない内容は裁判所で扱うことができないとおっしゃつていましたが、映画「ステキな金縛り」では、幽霊が証人になって裁判をするという異例な内容が描かれていました。とてもおもしろかったのですが、これが実際の裁判で行われたらメチャクチャなことになると思いました。(教育・Tさん)←今年の夏学期のわたしの「憲法と社会生活」の授業で、「ステキな金縛り」のBDを学生と鑑賞して議論しました。よろしかったら、来年この講義を履修してください。
・リ・リアクションペーパーで「国民の権利・自由を縮小」について話していただいて疑問がすっきりしました。解説中に出てきたBill of Rightsの知識がないので後で確認しようと思います。
※彬という漢字なので男とよく間違われるのですが、一応女子です。覚えていただけたら幸いです。(教育・Hさん)←ごめん隊<(_ _)><(_ _)><(_ _)>参上
午前11時半頃、大学周辺の宝島でカルビハラミ100g 819円を食べる。
18時6分に、駅構内のコクミンでエコロジー傘 400円を購入。