第2の母校
2013年03月15日 15:583月11日の備忘録。
今から2年前の3月11日、東北・北関東大震災が起こった。そこで、今日の書き込みはその当日、写メールで撮った駅南口の風景を貼り付けておくことにする。
19世紀から21世紀の大陸国法学の研究
3月11日の備忘録。
今から2年前の3月11日、東北・北関東大震災が起こった。そこで、今日の書き込みはその当日、写メールで撮った駅南口の風景を貼り付けておくことにする。
3月10日の備忘録。
相変わらず体調がすぐれない。とりあえずは、3月下旬発刊の『ドイツの憲法裁判 改訂版』の初校の土屋君の担当箇所を再度読み直す。おそらく、この担当箇所が今後のドイツの三段階審査基準を論ずるにあたって必読の文献、あるいは必ず引用しなくてはならない文献となるであろう。ただし、論文ではないので、後は土屋君がどのようにして論文とするのかに係ってくると思われる。「むむむ……」と唸りながら、註で引用されている文献で読んでいないものをチェックして、アマゾンなどに新たに注文をする。少なくとも、彼の話では連邦憲法裁判所で「保護領域」の語を明確に使用しているのはW・ホフマン=リームであることだけは間違いない。
ところで、YouTubeを観ているとヱヴァ芸人稲垣早希の物真似がアップされていたので観てみた。実は、わたしは大病以来、ここ2年半は実家にある大阪に戻っていないのであるが、帰省すると父親はなぜか「ロケみつ~ロケ×ロケ×ロケ」の内の「桜 稲垣早希のブログ旅」を深夜観ていた(関西ローカル番組)。ところが、わたしはこの桜 稲垣早希がヱヴァのアスカの物真似芸人であることを知らなかったので、親父はなにをみているのだろうといぶかしがつていたのである。当然のことながら、親父は「新世紀エヴァンゲリオン」の存在すら知らないのはずだから、なにが面白くて観ていたのか未だに分からない。
午後から、「薬師寺涼子の怪奇事件簿」のDVDを全巻通して観る。ま~、田中芳樹作品は面白くないが、垣野内成美女史の絵が綺麗だからコミックとライト・ノベルは全巻持っており、また一応は通読している。アニメは飛び飛びで観ていたから、ま~流すような感じで鑑賞してみた。再発見は、お涼さんの二人のフランス人メイドのマリアンヌとリュシエンヌの内、リュシエンヌの声優がクロード・チェアリの娘であることであった。そりゃ、フランス語は上手いわな。ちなみに、「必殺シリーズ」では親父さんは長崎商館(ブラウン館)の悪徳カピタンからナポレオンまでこなしていた。
ま~、第9話「芝の女王」から「最終話」、あるいはDVD版「最終話」までがTV版では面白いが、やはりコミック版の方がわたしは好きである。
一応、イラスト集も持っています。
3月9日の備忘録。
バンダイチャンネルの動画配信の契約をしているのに、ほとんどなにも観ていないので体調も良くないし、魔女っ娘ものでも観て憂さを晴らそうと考える。
そこで観たのが、テレビ版の「魔法少女プリティ・サミー」であった。実は、生放送はちょうど、わたしが本務大学に赴任した前後なのでまったく観ていない。ただし、ゼミ生とカラオケに行くとき、アニソン大会をやっていたので負けず嫌いのわたしは番組の本編を観ないでOPとEDだけ観たり、ビデオやDVDを借りていたのでその存在は知っていた。たまたま、「プリティ・サミー」はビデオで「第23話 破壊の女神」収録の巻を入手して観ていたら、最終巻に「第24話 月は地獄だ」~「最終話」が収録されているらしいので観たいと思ったのであるが、これは手に入らなかった。そもそも、「月は地獄だ!」はジョン・W・キャンベルjr『月は地獄だ!』のパクリである。前にも書き込んだように、わたしはSFファンなので、こちらの方から第24話をもった(そもそも、数か月前に話題にした「遊星からの物体X」はキャンベルの『影が行く』が原作)。
大学入学のために上京した時に、神保町の古本街でハヤカワのビニールカバー付のSF文庫をかなり収集したものである。また、その当時はサンリオSF文庫も発刊されSFファンには忘れがたい時期でもあった。高校時代の親友のN君は、「ペーリー・ローダン」シリーズを100冊まで読破したところであった。
ともかく、第23話から最終話まで観て1日を潰す。
ま~、この作品自体が「天地無用」のスピンオフ作品だからパロディー満載と言えるのだが、このような作品は近年少なくなってきたように思える。マンガか、ライト・ノベル原作の焼き直しが多いし、13話で終わらない長期放送は間延びして面白くない回が入ってくるので外国のジャパニメーションのファンも辟易しているようである。
ピクシー・ミサがジュリ扇を持っているのが、バブル時代の余韻を表わし時代背景を髣髴している。
VGにも、結城綾子というジュリ扇使いがいたな~。ちなみに、ジュリ扇とはジュリアナ東京のお立ち台で踊っていた御姉さんたちが振っていた扇子のことです。
本日も体調が回復しないのでここまでということで。
3月8日の備忘録。
金曜日は、在外研究日に当てているので慶應義塾大学に行って資料収集でもしようかな思っていたのであるが、午前6時まで寝られず朝食をとってから就寝したためにお昼近くまで寝てしまい遠征を中止した。てなわけで、この日も仕事らしいしごとはなにもできなかった。パソコン関係の雑誌をペラペラ見て、インターネット・サーフィンをしていたら午前2時過ぎになったので就寝した。原稿の校正の仕事があるのに、今日も先延ばしということになった。いずれにせよ、ホフマン-リームとベッケンフェルデの原本が手元にないので土屋君の指摘してくれた箇所を、現物に当たって確認する必要がある。ただし、土屋君の引用しているのはStaatに掲載された論文を、単行本に収録したものであるから、当たる文献が異なることになろう。
3月7日の備忘録。
午前10時頃にタクシーで本務大学に向かう。
教員控室のメール・ボックスを確認した後、IT基盤センターで集中講義「現代人権論」の成績をLive Campusに打ち込む。実質、ノートで採点するのであるのだから、わたしの担当講義では楽勝科目のはずなのに、それでもノートの未提出者がいるのであるから救いようがない。後で泣きつかれても、「欠試」あるいは「取止め」は変更できないから本当にバカな連中である。結構、絵心のある学生はノートに綺麗なイラストを描いてくれたりしたので、こちらは高い評価を付けた。
午後1時過ぎから午後4時ぐらいまで、このブログの先週分の備忘録を作成する。
午後4時過ぎに、バスに乗って駅北口まで帰り、駅南のYAMADA電気によって以下のDVDを買って帰る。
まず、夕食前までに「真北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 」を鑑賞する。
まあ、この巻のストーリーはケンシロウと聖帝サウザーの闘いを軸に展開されるのは良いとして、では以下のレイナという女性は誰だという疑問がわく。
こんな奴は知らないぞ。さらに、なぜか北条司がキャラクター・デザイナー。監督が平野さんだから、「エンジェル・ハート」繋がりか。
さらに、サウザーは大塚明夫ではなく、銀河万丈だろうと思いつつ一応鑑賞。
夕食後、引き続き「真北斗の拳 ユリア伝」を鑑賞。
なんか、最初のシーンは「幻魔大戦」か「魔界都市新宿」のようなはじまり。ユリア、お前はエスパーかと言いたくなる。阿部ちゃんがケンシロウの声を当ててなければ、わたしゃ、観ないぞと思った。ま~、1300円だから楽しめたけれど、これを劇場まで観に行く気力はないな~。
体調不良なので、本日の書き込みはこれまでということで。
3月6日の備忘録。
2日続けて8時間労働をすると、どうしても翌日は病気のせいも体調が崩れて、自宅マンションでゴロゴロしてしまう。まったく、非生産的な1日であった。今日やった仕事といえば、メールで片づけることのできる依頼仕事を添付ファイルにして送付することと、月曜に受け取った「現代人権論」のノートを読むくらいであった。
Rien(何もなし)
3月5日の備忘録。
体調は依然回復しない。感じとしては、十二指腸あたりが「ぐにゅぐにゅ」、あるいは「ぽこぽこ」といったような擬音で表されるような違和感あり。もっとも、こんな表現ではこのブログの訪問者にはなにを言いたいのか伝わらないであろう。
午前11時ごろ、タクシーで本務大学に向かい、雑用を済ませてから午後1時から午後3時頃まで本年度最後の学術支援委員会に出席する。U委員長お疲れ様でした。先日と同じように、体調が改善せず、さらに入眠障害でほとんど寝ていないので本日の書き込みはここまでということにする。
(追記)やはりボケているということは、大学に向かうまでに銀行によってお金を下ろして、その一部を送金したということを忘れていた。ある意味では、このブログはいつ、なにをしたのかを書いているのだからこれは大きなポカである。
3月4日の備忘録。
お昼前にタクシーで大学に向かい、共通教育事務所に顔を出して金曜日に提出された「現代人権論」の講義ノートを引き取る。午後1時から約2時間半ほど臨時教授会。午前11時ぐらいに、本務大学に向かい雑用を済ませてから出席。議事内容は、入試に関するものもあり、ここでは書き込まない。備忘録の書き込みが溜まってしまったので、本日の書き込みはここまでということにする。
3月3日の備忘録。
相変わらず、体調が良くない。したがって、またまたDVDを観て一日を過ごす(もちろん、一昨日回収したノートは読んでチェックして、要確認事項については再度、一次文献に当たってはいるが)。
①鈴木雅之監督「プリンセストヨトミ」
ストーリーのコンセプトは、井上ひさしの『吉里吉里人』と同じで、日本国内には中央政府だけではなく、大坂国という独立国家が存在し、その存続が危ぶまれた場合には大坂国の人間は中央政府に対して「立ち上がり」という抵抗権を行使するというものである。原作の万城目学氏は、京都大学法学部でロザンの宇治原と同級生らしいので、同じ法学部で学んだ者からすると辛口評価をせざるをえない。大坂が商人の町というのは大阪市や堺市は別にして、わたしが育った河内や摂津は農村地域で商都には当てはまらない。でなければ、関ケ原以降、家康に領土を削られた豊臣家が65万石を領有していたことの説明はどうするのか。たとえば、わたしが育った門真市は両親が土地を買った時には北河内郡門真村で典型的な農村地帯であった(沼沢でレンコンの産地で有名であった。パナソニックが本社を置いたのは、この沼沢の埋め立て地で鬼門であった土地の地代が安かったからである)。とすると、この物語において商人の子孫と農民の子孫の関係はどうなっているのであろうか等の疑問が発生する。ま~、こんなこと言っていると映画自体を楽しめなくなるのでやめておくが、わたしは綾瀬はるかがあまり好きではないので映像美の点からも辛口批評になる。追加であるが、大学時代に学部四年生のゼミの同期に堺の会合衆の子孫のN君がいたが、彼はやたらとプライドが高かった。彼ならば、「立ち上がり」の先導者になるかもしれないが、その他の大坂のおっちゃんやおばちゃんが、そんな大胆なことはしないと思うのだが。ただし、万城目氏はこの大坂国の掟は父から息子にだけ伝承されるということにしているが、四民平等の世の中でそんな伝承が続くわけがないだろうと突っ込みを入れたくなる。
②五社英雄監督「226」
226事件は、観念右翼と世界最終戦争を信じた法華経信者を中核とした陸軍若手将校によって引き起こされた日本史に汚点を残した凄惨な事件である。このテルールのために、大正デモクラシーは完全に息の根を止められてしまった。しかし、中央政府の東北軽視策は事実として、貧しい農村の子女は遊郭に売られるという理屈はまるで「風が吹けば桶屋が儲かる」式の因果関係性のない戯言である。女性蔑視ではないが、東北女性が全員遊郭に売られるはずがない。これを韓国等の従軍慰安婦問題に当てはめれば半島の女性が全部が全部、従軍慰安婦にさせられることはないのと同じである。
③もりやまゆうじ監督「プロジェクトA子 2」
大学時代に観た劇場版アニメのひとつ。キャッチ・コピーは、「今、時代は天下無敵の女子高生」であった。このDVDは、病気になった前後にBOXでアマゾンに注文していたが、なかなか観ることができずにいたもの。ちなみに、わたしは上記の「226」の記述で勘違いされると困るのであるが、女性蔑視論者ではない。そもそも、わたしの通っていた高校は河北高等女学校を前身とする学校であり、また義務教育は男女の比率が女子の方が多かったので女性の有能さは理解していてるつもりである。ファイナルと言いつつ、この後、「プロジェクトA子 3」や「スペース・オペラ編」が作られたのであるが、まずはこの2から観ていくことにした。しかし、再度観て1がこのシリーズの中で一番面白いことを確認することができた。
④もりやまゆうじ監督「プロジェクトA子」
この作品と「戦国魔神ゴーショーグン」と「さすがの猿飛」を並行して観ると、登場人物がオーバー・ラップしていて面白い。いろいろなアニメ・マンガのパロディーから作られているので、アニメではお気に入りの作品。特に、B子お嬢様(大徳寺財閥の一人娘)と、その取り巻き松、竹、梅のヒロイン側に対する行動はお約束。最後に、A子のお父さんとお母さんがスーパーマンとワンダーガールであると連想させるシーンをさり気なく入れているのがお洒落。
⑤川尻善昭監督「妖獣都市」
昨夜に引き続き、菊池秀行原作・川尻善昭監督の「妖獣都市」を15年ぶりに観てみる。
3月2日の備忘録。
相変わらず体調が回復しない。自宅マンションで以下のDVDを観て過ごす。
①一瀬隆重監督「帝都大戦」
実相時昭雄監督の「帝都物語」より、わたしは一瀬監督の「帝都大戦」の方が好きである。荒俣宏氏によれば、日本政府は戦争末期に英米首脳の呪殺を日本全国の神社・仏閣に一斉に行わせたそうでうあるが、元寇の攻めてきた時とは違い神風は吹かなかった。ま~、この映画では丹波先生の演じる観阿弥光鳳(大谷光瑞)が呪詛によってチャーチルやルーズベルトを呪殺すると近衛文麿等を偽り、ヒトラーを呪詛して自殺させ、日本の戦争終結をはやめようと画策するのであるが、このようなオカルトにたよるようでは日本もお仕舞いであろう。このような計画達成のため、魔人加藤保徳と闘う中村雄昴や辰宮雪子は可哀想であるとしか言いようがない。←怨み人形でわたしの名前が書かれていてもわたしは死なないであろうが、やはりそんな奴がいると思うと精神的なショックは受けるが(見かけによらず、わたしはナイーブなので)。
技術的に言うと、中国人スタッフを多用してワイヤーアクションを多用しているが、チャン・イーモー監督の「グリーンディスティニー」等に比べれば映像美が観られない。もちろん、20年の技術的進歩があるが、それを差し引いても子供だましの映像のように思える。
②実相時昭雄監督「帝都物語」
実相時監督の撮った作品はこの映画をはじめとして、ウルトラマン世代のわたしたちも勅使河原宏監督の作品並に難解で素直に楽しめない。しかし、今回見直してみて渋沢栄一、森鴎外、寺田寅彦、大河内正敏、幸田露伴、平井保昌、泉鏡花、黒田茂丸、早川徳次、西村真琴等の基礎知識があると、なかなか面白い作品であるということが理解できた。ただし、関東大震災復興で寺田寅彦の地下都市計画と陸軍の高層都市計画だけではなく、帝都を大陸に遷都する案もあったことは省略されていた。ここらあたりは、猪瀬直樹『土地の神話』と対比してみると面白いのかな~、と思うところである。帝都の整備は、渋沢栄一翁の子供の渋沢敬三に引き継がれ小林一三、五島慶太、堤康二郎の田園都市計画によって今日に引き継がれる。配役としては、西村晃が父親の西村真琴博士の役をやっているのは評価できる。
③川尻善昭監督「魔界都市新宿」
わたしの学生時代、川尻監督は菊池秀行の原作の劇場版アニメをよく作製していた。よく出てくるのが、十六夜京也やもぐりの医師のメフィスト等で代わり映えしないのであるが、わたしのように単純な頭ではこの程度の勧善懲悪ものの方が観ていてスッキリする。当時、このマンガ版も『少年チャンピオン』で連載していたが、そちらの方がどろどろして、見世物小屋のようできもかったように記憶している。
(追記)
正確には、『魔界都市ハンター』であったのだね。昔は、コンビニで週に50冊程度の雑誌を立ち読みしていたことを思い出した。流石に、就職してからは本務大学の傍のマンションに引っ越したので、学生の目を気にして立ち読みはしなくなったのであるが。